あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

臨時休業を延長します。

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あるじの店BAR Virgoは今月11日(火)まで臨時休業の予定でしたが、東京都に発出されている緊急事態宣言が今月末の5月31日(月)まで延長される事が5月7日(金)に発表され、それに伴い5月11日(火)まで出されていた酒類を提供する店への休業要請も5月31日(月)まで延長される事になったので、誠に残念ではありますが今回も休業養成に従う事とし、今月末の5月31日(月)までお休みとさせて頂きます。
皆様には長きに渡ってご不便・ご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程宜しくお願いを申し上げます。
そして何はともかく、6月は本当に営業出来るようになって欲しいな~…

BAR Virgo お陰様で25周年!

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今日5月7日(金)であるじの店BAR Virgoは25周年を迎えることが出来ました。
昨年からの新型コロナの影響で、皆様に25周年の感謝をしたくてもなかなか出来ず申し訳ないのですが、御来店くださるお客様はもちろん、この「小言」をご覧くださっている皆様にも本当に心より感謝しております。
25年の間に本当に多くの皆様とご縁が出来、心より御礼を申し上げます。
「25年間、本当にありがとうございました。」

現在東京都は緊急事態宣言下で当店は営業出来ませんが、解除後には26年目の営業を始め、少しでも皆様に喜んで頂ける店として30周年40周年、またそれ以上続けられるよう頑張ってまいりますので、今後ともBAR Virgoをご愛顧くださいますよう心よりお願いを申し上げます。

それと当店の25周年記念ブルックラディ・シングルカスクシングルモルトスコッチウイスキーをご予約くださった皆様、ボトルは今月末ごろからご案内が出来そうなので、もう暫くお待ち下さい。
また順次ご案内となりますので、今月中にご案内出来なくとも6月上旬にはご案内するように致しますので、ご心配なくお待ちいただければと思います。

また皆様におきましても、新型コロナ含め健康に留意してお過ごし頂ければと思います。

                   BAR Virgo あるじ こと  倉持 修

BAR Virgo 25周年記念ブルックラディ シングルカスク シングルモルトスコッチウイスキー予約受付終了と予約されたお客様へのお知らせ!

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さて、来月(5月)末か6月初旬には皆様に販売させていただける当店の25周年記念ブルックラディ、おかげさまで予約の段階でほぼ完売状態となりました。
そこで酒販店とも相談したところ、事前に完売させてしまうと何かあった時に対応出来なくなるとの事で、いったん事前予約の受付を終了させて頂きます。
ご予約下さった皆様には心より御礼を申し上げます。
また入荷後は当店にて提供も致しますので、御来店の際には是非お飲み頂ければと思います。


それとご予約頂いた皆様で配送を希望された皆様、酒販店のサイトで購入を頂くのですが、販売にあったてお名前はもちろん電話番号も必要になるそうです。
配送を希望された皆様には順次改めてご連絡を致しますが、お名前とお電話番号をお知らせ下さいますようお願いを申し上げます。
予約時のお名前と電話番号が無いと購入頂けなくなってしまうので、お手数ですが重ねてお願い申し上げます。

BAR Virgo あるじ こと 倉持 修

BAR Virgo 25周年記念ブルックラディ シングルカスク シングルモルトスコッチウイスキー

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さて、あるじが東京・赤坂で営むBAR Virgo、来月7日(金)で25周年を迎えます。
そこで無事25周年を迎えられた記念に、あるじが一番大好きなスコットランドアイラ島モルトウイスキー蒸溜所が造るシングルモルトウイスキー「ブルックラディ」の原酒の中からあるじの希望を考慮していただいたサンプル6種を試飲させて頂き選んだ一樽をボトリング、現在の新型コロナの影響もあり25周年には間に合いませんが5月末から6月初旬には皆様にもご案内出来る運びとなりました。
あるじが選ばせていただいた原酒は2009年12月7日蒸溜、ファーストフィルのバーボン樽熟成で先月ボトリングの11年物、アルコール度数は55.7%、総本数が258本。
こちらを1本13,200円(税込)にて当店取引酒販店の武蔵屋から皆様にも販売出来る事となりました。
お引渡しについてはこの「ブルックラディ」が日本に到着次第改めてご案内致しますが、「小言」をご覧の皆様にも先行予約という形でご案内をさせて頂きます。
基本お一人様1本、あるじ的にはより多くの方に飲んでいただきたく、転売目的やコレクターズアイテム的に保存用での購入はお断りさせて頂きますので、複数本必要な方はその理由を明記して頂き、こちらでも納得出来る理由であれば販売をさせて頂きます。
なので購入を希望される方はメールであるじまでご連絡を頂きたくお願いを申し上げます。
後日改めて引渡し方法、お支払い方法等お知らせさせて頂きます。
因みに地方の皆様も今回は酒販店のご好意で送料は掛かりませんので、ご検討のうえご連絡頂けると幸いです。
また何かご質問等あればお気軽のお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
という訳で、メールアドレスは bar-virgo@seagreen.ocn.ne.jp です。

BRUICHLADDICH THE POP-UP(ブルックラディ ザ ポップアップ)

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というイベントが4月6日(火)から11日(日)の6日間、六本木ヒルズ大屋根プラザで開催されます。
新型コロナの影響でウイスキーのイベントが殆んど行なわれていない中、あるじの大好きなブルックラディが六本木でウイスキーのイベントを開催してくれるのです。
緊急事態宣言が解除されたとはいえまだまだ油断のならないこの状況下、新型コロナへの感染症拡大防止策を徹底し、開放的な空間にてスコットランドアイラ島、そしてブルックラディ蒸溜所の拘りを感じてもらおうというイベントなのだそうです。
そして会場にはブルックラディ蒸溜所で造られている「ブルックラディ」に「ポートチャーロット」、そして「オクトモア」の3ブランド各種が楽しめるバーが設けられ、またそこで気に入ったウイスキーを購入出来るショップも開設されるそうです。
また会期中は予約制になるそうですが、毎日2回ブルックラディのブランドアンバサダー、ジャック・チェンバース氏によるセミナーも開催されるそうです。
という訳で詳しい内容はこちらBRUICHLADDICH THE POP-UPのオフィシャルサイトをご覧いただくとして、宜しければ皆さんもコロナの感染防止策を講じ、久しぶりのウイスキーのイベントに足を運んでみては如何?
あるじも1回2回は足を運んでみるつもりです。

ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所を紹介している最近の動画!

男の隠れ家デジタルのYou Tubeチャンネルに大人の社会科見学というのがあり、先月ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所関連の動画を4本アップしてました。
蒸溜所見学編に、貯蔵庫見学編、肥土社長インタビュー編が2本の計4本です。
今はなかなか蒸溜所に見学にも行けなければウイスキーのイベントも無く、肥土社長の話しを聞く機会も殆んどないので、宜しければ下記に貼りますのでご覧ください。

そして新型コロナが収束した後には当店(BAR Virgo)でもまた秩父蒸溜所見学のバスツアーを開催したいと思っていますので、その時には皆さんにも参加頂ければ幸いです。

八郷蒸溜所

さて八郷蒸溜所、建物はもと公民館だったものを改築して蒸溜所に改築されたとの事で、メインの蒸溜棟の他にミルハウス(麦芽粉砕棟)と貯蔵庫が2棟、それと蒸溜所前にはどう活用するか検討中というコンテナが幾つか在ります。
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ということで先ず見学させて頂いたのはミルハウス、ミルマシーン(麦芽粉砕機)が2台あり1つは最近良く見るアランラッドのモルトミルAR2000(写真左)、秩父蒸溜所で使っているのと同じ物で、もう1台はKUNZEL(写真右)というミルマシーンでビールメーカーがよく使っている物だそうで、麦芽以外の穀物も粉砕出来るそうです。
また粉砕比率もコンピューター制御でアランラッドより正確で素早く、粉砕速度も圧倒的に速いそうです。
なるほど!このあたりはビール事業で成長した会社らしいなと思いました。
f:id:barvirgo:20210130132129j:plain:left:w280で、ミリング(麦芽粉砕)の次はマッシング(糖化工程)なので蒸溜棟に戻るのですが、そこには左の写真にあるステンレス製のタンクが数本あり、これは何かと伺ったところ酵母を自家培養する設備ということで八郷では酵母も自家製、しかもウイスキー用はもちろんビール酵母などなど幾つものタイプの酵母を作り色々と試しているんだそうです。
なるほど2週間ずつレシピを替えて造り分けしているという訳です。
f:id:barvirgo:20210130131642j:plain:left:w280そしてマッシュハウス(糖化室)に、マッシュタン(糖化槽)は最新式でここでもコンピューター制御、しかも通常のモルトウイスキー蒸溜所だと投入するお湯は2回から4回と複数回に分けて入れるのですが八郷では1回だけと、あるじ的には幾つも蒸溜所を周って来ましたが初めて聞く話なので結構ビックリしました。
またそれで充分に糖分を回収出来るのか伺ったところ最新式のマッシュタン、内部でお湯の温度を上げる事が出来るので十分に糖分は回収出来るそうです。
もう本当ビックリです!
f:id:barvirgo:20210130132555j:plain:left:w280そしてタンルーム(醗酵室)に、タンルームには木製のウォッシュバック(発酵槽)が4槽、容量的には6,000リットルでイタリアのGarbellotto製で材質はアカシア2槽とパインが2槽だそうです。
そしてこのウォッシュバック写真を見て貰うと分かるんですが天井ぎりぎり、中の様子も見られないし中の掃除に人も入れないと思ったら、なんと中に洗浄マシーンが入っていて機械が綺麗に洗ってくれるんだそうです。
またスイッチャー(泡切り)は無く、発酵中に発生する二酸化炭素はウォッシュバックに繋げられたパイプを通し建屋の外に排出出来るようになっているんだそうです。
もう見た目は今まで見てきたウォッシュバックに似てますが、構造があまりにも違うのでここでもビックリしてしまいました。
また建物の外にステンレス製のウォッシュバックが4槽あり、これは容量が12,000リットルと大きくて中に入らなかったので外に置いてあるそうです。
で、これらのウォッシュバックを使って発酵にかかる時間は4日から7日程度、もろみのアルコール度数は8~10%ぐらいだそうです。
まあ気温に湿度に酵母に木桶、はたまたステンレスと組み合わせが変われば発酵時間や得られるもろみのアルコール度数が違うのは当たり前なので、この辺は想定内ってところです。
f:id:barvirgo:20210130133200j:plain:left:w380さ~て、発酵が済んだら蒸溜です。
スティルハウス(蒸溜室)に移動すると2基のポットスティル(単式蒸溜器)、スコットランドフォーサイス製、ストレートヘッドで少し下向きのラインアームなのでボディのしっかりしたタイプの原酒が造れる感じです。
これで1回目の蒸溜でアルコール度数が約20%に、そして2回目の蒸溜で約67%のニューポットを得ているそうです。
とはいえまだまだ蒸溜でも色々試している感がありました。
また写真では分からないのですが、シェル&チューブのコンデンサー(冷却器)が1つのポットスティルに対して2つ付いていて、ポットスティルのすぐ脇にある縦型のコンデンサーである程度液化した後にこのスティルハウスの下に横置きのコンデンサーがあり、これでしっかり蒸溜液を液化しスピリットレシーバーに送り込んでいるそうです。
1基のポットスティルに対して2基のコンデンサー、このあたりも珍しいなと思いました。
f:id:barvirgo:20210130134420j:plain:left:w275f:id:barvirgo:20210130134551j:plain:right:w275で、蒸溜されたニューポットを樽詰めするフィリングストア(樽詰め所)を見せてもらい、その後ウェアハウス(貯蔵庫)を見せてもらいました。
そしてここでも樽の置き方に拘りがあり、立てているもの横置きのもの色々あるなと思ったら、それぞれ入手する前に使われていた時の状況に応じ、縦置きで使われていた樽なら縦置き、横置きで使われていた樽なら横置きにしているのだそうです。
そうするともともと使われていた状況と同じなので、漏れが殆んど無いそうです。
なるほどな~、理に適っているなと思いました。
まあこれで見学としては一通り終了です。
この後はテイスティングルームであるじに付き合ってくれた皆はテイスティング、木内副社長色々と飲ませてくれました。
あるじにはお土産のサンプルウイスキーもくれましたしね。
本当にありがたく嬉しかったです。
またお伺いした時は決まっていなかったのですが、ジャパニーズウイスキーの定義が年内には必ず決まると仰っていて、木内酒造が造るウイスキーについてはその定義が決まってからそれに添った形のものをリリースする、まがい物や怪しいウイスキーは造らないと強く仰っていたので、もうしばらく先にはなると思いますが、木内酒造のウイスキー、そして八郷蒸溜所のウイスキーがリリースされる日が来るのがとても楽しみだと思いました。
そして最後、今回あるじは皆さんより先に見学させて頂きましたが八郷蒸溜所、今年のゴールデンウィークから一般の皆さんの見学も受け入れる予定だそうです。
八郷蒸溜所の近くに茨城フラワーパークという公園があり、この公園に行く石岡駅からの循環バスが、八郷蒸溜所にも寄ってくれるそうなのです。
なので石岡駅まで電車で行き、茨城フラワーパーク行きの循環バスに乗れば八郷蒸溜所に見学に訪れることが出来るそうです。
なので今はまだ見学についての告知はありませんが、八郷蒸溜所のサイトを時々チェックして、見学の案内が出たら申し込んで訪れてみてください。
他のウイスキー蒸溜所を見学に訪れた事のある方も初めての方も、きっと楽しめると思います。