あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 名刺!

昨夜は4組7名様のお客様がお見えになってくれました。
そして、その少ないお客様の中で、どんなお客様が居たのかを簡単に分けてみると、よくお見えになってくれるお客様、久々にお見えになったお客様、連れられて初めて見えるお客様の3パターンに分けることが出来ました。
そこで昨日は嬉しい中にも、ちょっと不快感を覚えたことがあったので、ここに書いておきたいと思います。
それは最初にお見えになってくれたお客様が、あるじに気を遣ってくれたので、特に気になったのかもしれませんが、最初に1人で見えたお客様は、久しぶりの来店で、しかも3回目、あるじが憶えてないかもしれないと思ったのか、ご自分の名刺を差し出してくれました。これは以前にも頂いているので、名刺を出さなければと思わせたあるじが悪いのであって、嬉しくもあり、申し訳なくも感じたのです。
で、その後に見えたお客様も、やはり久しぶりにお見えになってくれたお客様で、同僚を連れてお見えになってくれたのですが、そのお客様がお見えになってくれたこと自体はすごく嬉しく、本当に感謝しているのですが、その連れの方達に名刺を下さいと言われたのです。あるじは名刺を渡すこと自体は、けして嫌ではないのですが、よく考えてみてください。普通仕事をする時に名刺を頂こうと思ったら、後先は別にしても自分の名刺を出しますよね。なのに昨夜の連れられてお見えになったお客様達(実は3名様)は、誰一人として自分の名刺を出してはくれないのです。連れて見えたお客様が本当に昔からお世話になっているお客様だったので、敢えて何も言わず渡しましたが、あるじちょっとムカついてました。
特に「あるじの店」は宣伝をしないので、ある意味名刺は数少ない住所や電話番号が書いてある大事な物なのです。簡単にばら撒いたりしたくないし、出来ることなら名刺を渡した方とは永く御付き合いさせて頂きたいので、せめて交換させてもらいたいなぁと思っています。
それに今まで店をやってきて、名刺を出してくれたお客様と、出してくれないお客様では、全部とは言いませんが、出してくれたお客様のほうが永くお付き合いさせてもらっていますしね。
またお客様の方にしても、名刺を出してお店の人に覚えてもらったほうが「あるじの店」に限らず得だと思うんですけどね。
まぁ!このあたりが、あるじが偏屈者と言われる由縁なのかもしれませんね・・・。