あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ブルドック

というカクテルがあります。皆さんは何を想像しますか?
きっと「ソルティードック」の塩が付いていないものと思うでしょう。
確かにその言い方が定着してしまっているので完全否定はしませんが、「ブルドック」というカクテルは他にあり、それは「ソルティードック」の塩なしではありません。
ではどんなカクテルかというと、チェリーブランデー1/2・ホワイトラム2/6・ライムジュース1/6をシェークして作るショートカクテルなのです。
これはNBA(日本バーテンダー協会)が出しているオフィシャルのカクテルブックが書店等で販売されているので、それで確認してもらえれば嘘でないことが分かると思います。
なので、BARなどに行って注文をする時に「ソルティードック」の塩なしがほしいからといって、「ブルドック」お願いします。と言うと、必ずしも「ソルティードック」の塩なしが出てくるとは限らないので、注意して注文されるとよいでしょう。
それで「グレイハウンド」とか「テールレスドック」といった言い方が「ソルティードック」の塩なしにはあるので、こちらの言い方で注文された方が、「ソルティードック」の塩なしが確実に出てくると思います。これならカクテル名がかぶらないですからね。
そうそう、それとショートカクテルの「ブルドック」も結構いけますので、たまにはこちらも試しに飲んでみて下さい。
ということで、今日は「ブルドック」というカクテルの話をさせて頂きました。では、