あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 旅3日目(3)

barvirgo2005-11-04

今回で3日目の話は終える予定です。だらだらと長い話を読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
って、前ふりいいから早く書け!と言われちゃいますね。
それでは続きを、
あるじ達はアイラ島から本島のキンタイア半島(スコットランド西側の半島)に戻って、3日目の宿泊地に決めたキャンベルタウンに向かいました。キャンベルタウンというのは、キンタイア半島の南端に近いところにある歴史を感じさせてくれる街です。
その昔は30以上の蒸留所があったらしく、ウイスキーでも有名な町だったようです。
しかし、現在では「スプリングバンク蒸留所」と「グレンガイル蒸留所」それに「グレンスコシア蒸留所」があるだけのようです。と言っても、「スプリングバンク蒸留所」と「グレンガイル蒸留所」は、同じ会社の経営で隣り合っているので、どこに在るのかすぐ分かるのですが、「グレンスコシア蒸留所」がどこに在るのかは、1泊しただけのあるじ達には分かりませんでした。本当に3蒸留所在るのかな?
そうそう、それと日本のウイスキーの生みの親だある竹鶴さんが実地で学んだ蒸留所も、このキャンベルタウンに在った「ヘーゼルバーン蒸留所」だったそうです。
しかし残念ながら「ヘーゼルバーン蒸留所」は現在無く、代わりに「スプリングバンク蒸留所」が「ヘーゼルバーン」のウイスキーを復活させて造っています。
で、だいぶ話が逸れた気がしますが、今書いたそのキャンベルタウンに向かうのですが、道路は走りやすく、景色はすごく綺麗で走っているだけでも感動してしまいました。
そしてキャンベルタウンでは「アルドシールホテル」というホテルに泊まりました。
雰囲気は凄く良いのですが、やはり古いせいかバスタブはあるけどお湯をためられないなど、ちょっとぼろっちかったりもします。でもホテルの御主人など味があって楽しかったんですけどね。
まぁ、そんな感じのホテルに夜7時ごろ着き、外も暗くなっては来ていたのですが、あるじと嫁とYさんの3人は街の中をチョットばっかり散歩しました。
そして街に出ると本当に全ての建物が石造りで趣きがあり町の歴史を感じさせてくれました。
但し、街の中心部で10代の少年が3・4人たむろっていたのを見て、嫁がビビッてしまい早々にホテルに戻ることになってしまったので、今思うとチョット残念で、もう少し散策してみたかったですね。
で、ホテルに戻ったので夕食もホテルで取り、その後もホテルのバーで飲んだので、キャンベルタウンの街に来たというのにはチョット寂しい結果になってしまったのです。
まぁそれでも収穫が無かった訳ではなく、日本ではもちろん、スコットランドの酒屋さんでもなかなか手に入らない、先にも書いた「ヘーゼルバーン」(シングルモルトウイスキー)をこのホテルのバーで飲むことが出来たのです。
それと不思議なのはバーは営業していても、夜9時半を過ぎるとバーテンダーは帰ってしまうらしく、その後はホテルのお嬢さんらしき女性と御主人がバーに入っていました。
で、且つ御主人はすでに飲んでいるらしく顔を赤くしていて、他の人のお会計もそうでしたが、あるじ達のお会計もアバウトで、あるじ達は少し得をしたような気がします。(たぶん)
そうそう、それとさすがだなと思えたのはキャンベルタウンにあるホテルのバーだけにシングルモルトの品揃えは多かったです。
こうして長いスコットランドの3日目が過ぎました。
これでもだいぶ端折ったのですが、長い雑文にお付き合い頂きここまで読んでくださった皆様に重ねて御礼申し上げます。
後日4日目の話も書きますので、宜しかったらまた読んでやって下さい。では、