あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 こんな事があるから

店は長く続けないといけないなぁ!とつくづく思いました。
昨夜はお客様こそお見えになりましたが相変わらず暇で、困ったもんだと思っていたところだったのですが、深夜(朝)の3時に1人の女性が入ってきたのです。
それはなんと約8年半ぶりのお客様で、「あるじの店」が開店したばかりの最初の1年よく来てくれていた女性でした。
最後にお見えになったのが「あるじの店」が1周年を迎える頃で、その時は妊娠中でお酒は飲めないけど挨拶に、と言って来てくれた時でした。
それから約8年半どうしているのか気にはなっていましたが、子供が手を離れてくればまたお見えになるだろうと思っていたら、ついに昨夜お見えになってくれたのです。
この8年半は、あるじが思っていたのとは全く違った波乱万丈の人生だったようですが、何はともあれ元気でまた来てくれた事が、あるじにはとても嬉しかったのです。
それは続けてきたからこそまたお見えになって貰えた訳だし、もし店をやめていたら2度と出会えなかったかもしれないので、厳しくても続けることは大事なんだと改めて思わせてくれた出来事でもあったのです。
赤坂は冬の時代で、厳しい状況はまだまだ続くのでしょうが、あるじも負けずに頑張って店は長く続けようと思います。