あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 1年・・・

昨年の今日、いつもあるじのことを「お兄ちゃん」と呼んでくれてた奴が亡くなったそうです。
と言っても、自分が知ったのはそれから1週間経った後でしたから、通夜も告別式も出ておらず、墓参りにこそ行ったとはいえ、正直もしかしたら実はまだ生きているんじゃないか、と思うことも多々あります。
なにしろ奴の死に顔を見たわけではないですし、墓にもまだ当人の名前が刻んで無かったですからね。
また、奴はよく嘘をつくというかホラ吹きなところがありましたから、今もまだあるじを騙しているのかな、と思ったりもします。


今これを書いていて涙が出てきました。奴が本当に居ないのかと思うと残念でなりません。
もっと一緒に酒も飲みたかったし、遊びに行ったりもしたかったです。

「治朗!今日は行けないけれど日曜日にはお前の好きなゴードン持って会いに行くから、親父さんと飲んでくれ。それと俺はまだまだ暫くこっちに居るので一緒に飲めるはだいぶ先だが、行った時には一緒に飲もうな・・・。」