あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 みたいは厭なんです。

先週の土曜日に、一見のお客様がお見えになった事は先日書きましたが、その時お見えになられたお客様が、「このお店って、隠れ家みたいですね。」と、仰られたのです。
と、そこでそのお客様にも言ったのですが、ここでもう一度「あるじの店」のあり方を書きたいと思います。
あるじとしては、一見のお客様がお見えになるのは厭ではないのですが、だからといって、「ここでBARをやっていますよ。」と打って出るのは厭なのです。
これは、あるじの個人的な考えなので、他のBARがそうであるべきとは全然思いませんが、少なくとも「あるじの店」は、隠れ家BARでありたいのです。
なので、お見え頂いているお客様及びその紹介のお客様や、例えばこのブログを読んで探してお見えになってくれるお客様とか、先日のお客様のようにとりあえずこの扉開けてみようと勇気を持って入ってきてくれるお客様等で営業していきたいのです。
あんまり誰でも彼でも入ってきてしまう様な店にはしたくないんですよね。
紹介でさえ、たまに他のお客様に迷惑が掛かることがある訳ですから、可能性が低いとはいえ、飛び込みのお客様だとどんなお客様がお見えになるか分からないですからね。
また「あるじの店」は狭いけれど、なるべくお世話になっているお客様が何時お見えになっても、店内に入れる状況でありたいとも思っているのです。
それと、あんまり混むのも厭なんですよね。BARで飲む時は寛いでお酒が楽しめる雰囲気の方がいいですもんね。混んじゃうと落ち着かないし・・・。
まっ!そうは言ってもあるじ自身ジレンマはあって、お客様が少なすぎるのはどうにかしなきゃいけないなぁ、とは思っているんですがね。
と、そういうことで「あるじの店」は隠れ家みたいではなく、「隠れ家」を心がけていますので、皆様宜しくお願い申し上げます。