あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 時差?

どうもお客様が感じられる時間には、実際の時間とは時差があるようです。
と言うのも、昨夜見えたお客様を例に挙げると、「1年ぶりなんですけど覚えていますか?」と仰ってお見えになられたのですが・・・、どんなに思い出しても1年前の今頃にお見えになられた記憶も記録も無いのです。
で、会話をしているうちに、お客様がどこの誰なのかは思い出せたので、過去のノートを引っ張り出して調べてみると・・・、な・な・なんと!そのお客様は1年前ぐらいに来て以来の来店と思っていたようですが、実際は2年5ヵ月ぶりの来店だったのです。
なので、お客様の感覚と実際の月日(時差)は1年5ヵ月も違ったわけです。
しかも、こういったお客様の感覚と実際の差は、昨夜のお客様に限らず多くのお客様に見られる現象なのです。
そんなわけで、久しぶりのお客様で、「前来たのいつ頃だったっけ?」なんて聞かれて、どのくらい前か?なんて話しをしながら昔のノートを調べてみても、その頃のノートにそのお客様の名前が出てこないなんて事はざらなのです。
しかし、何でお客様が実際とはだいぶ違った年月を感じておられるのかはあるじにも分かりません。
ただ、こういった事実が、「あるじの店」に限らず其処彼処の店が暇になり、そして消えていく1つの要素になっているような気はします。
という事で皆さん、行きつけの店やお気に入りの店に暫らく行ってないなと思ったら、それは暫らくどころかかなり行ってない可能性があるので、近々に顔を出してあげてくださいね。