あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「竹鶴21年 ピュアモルト」

barvirgo2007-05-14

先月19日の小言で、今年のWWA(ワールドウイスキーアワード)世界最優秀賞が決まり、そのうち2部門で日本のウイスキーが受賞した話を書きましたが、その時点では「あるじの店」にはどちらも置いていなかったので、その内の1本を入荷する事にしました。
で、今回「サントリー響30年」では高価すぎて、入荷しても皆さんに飲んで頂くにはなかなか勧めづらいのもあり、もう1つのニッカ「竹鶴21年 ピュアモルト」の方を入荷しました。
因みにこれは、今年のブレンデッドモルト部門で世界一に輝いたウイスキーです。
ブレンデッドモルトというのは、グレインウイスキーを加えず、モルトだけをブレンドして造られるウイスキーで、今までは「バッテッドモルト」と言っていたのですが、昨年あたりから「ブレンデッドモルト」と呼ぶようにしているようです。
ただこの呼び方も、モルトとグレインをブレンドして造る通常のブレンデッドウイスキーと間違えそうで、本当に定着した呼び方になるかはこれから次第でしょうね。
まぁ、そんなブレンデッドモルトの世界一に輝いたこの「竹鶴21年」、あるじの飲んでみた感じでは香りは甘くナッティーでオイリー、そして少しバーボンを思わせるような香りもしました。
口当たりはスムースで甘く、ちょっとキャラメルっぽい味がして口の中で溶けてしまうような味わいです。また嫌なアルコール臭や味は無いですね。
そして余韻は軽いけれど長く続き、最後に少しスモーキーさも感じられました。
なので、とても飲みやすくスコッチ好きの方は勿論、バーボン好きの方にも好まれるウイスキーじゃないかなぁ!とも思いました。
という事で「竹鶴21年 ピュアモルト」、「あるじの店」に入荷致しましたので、興味のある方は是非飲んで見て下さい。