あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ブラドノック14年」

barvirgo2007-07-28

「あるじの店」で、先日入荷したシングル モルトウイスキーです。
ローランド地方のウイスキーで、スコットランドの中では最南端に位置する蒸留所で造られています。
創業は1817年で、それ以降何度か蒸留所のオーナーも変わり、1993年には当時のオーナーであるUD社が閉鎖を決めたのですが、現オーナーのレイモンド・アームストロング氏が買収に成功し、当初は生産・販売を行わない約束だったらしいのですが、地元住民等の要望もあり、少量ではあるようですが2000年から蒸留も始め、  現在幾つかのオフィシャルボトルも販売しています。
で、今回「あるじの店」では、その中のひとつである14年物を入荷したのです。
なので、ボトルの中身はUD社時代に蒸留された物のはずですが、味わい深く  ローランドは軽めと思っていたあるじも、そんな考えを改めなくてはいけないな、と感じました。
何しろ本当に芳しい香りがし、ピートも感じられ、ほど良く甘く、ほど良くさっぱり、そして優しく長く余韻が続くんですよね。
なので今まであまりローランドモルトを飲まれていなかった皆さん、騙されたと思って是非一度飲んでみて下さい。
まぁ、本当に騙されたらゴメンナサイ、って感じではありますがね。