インヴァーリーヴン

1990年/15年
これは、先日｢あるじの店｣で仕入れたローランドのシングルモルトスコッチウイスキーです。
で、この｢インヴァーリーヴン｣を造っていた蒸留所は、元々｢バランタイン｣用の原酒を造る為に出来た蒸留所で、原酒の殆どを｢バランタイン｣に回していた為、オフィシャル(自社)でボトリングした物は無いのです。
なので、商品として市場に出回っているのはボトラーズ物と言われるものだけで、しかも、この蒸留所は1991年に閉鎖されているので、この蒸留所のシングルモルトを手に入れるのは、なかなか容易ではなくなってきているのです。
そんな｢インヴァーリーヴン｣を先週の試飲会で発見し仕入れたのですが、個性に欠けると言われるローランドモルトとは思えないぐらい個性を主張するなかなかのウイスキーなのです。
で、最近あるじはローランドモルトを何本か仕入れたのですが、どれもこれもあるじが若い頃飲んで、感じていたローランドモルトとはだいぶ味も違って、しっかりと個性を主張し、とても味わい深く、現在稼動している蒸留所が３箇所しかないのがとても残念に感じました。
そして、スコッチウイスキーが、世界では再びブームになり始めている様なので、是非閉鎖してしまった幾つかの蒸留所を出来れば再稼動して欲しいと思います。