あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「シャルトリューズ」について

先日、「シャルトリューズ」のセミナーがあり、「シャルトリューズ」について伺って きたので、今日は簡単にですが「シャルトリューズ」について書きたいと思います。
まず、ここでいう「シャルトリューズ」はハーブのリキュールの事なのですが、この「シャルトリューズ」という名前は、このリキュールを造っている修道会の名前でもあります。
つまり、シャルトリューズ修道会の造っているリキュールが、ここで紹介する「シャルトリューズ」ということになります。
では、どんなリキュールかというと、130種類のハーブとブランデー、水、砂糖を使って造られているハーブのリキュールで、もともとは長寿の秘薬としてカルトジオ修道会から、そのレシピをシャルトリューズ修道会が1605年に受け取り、研究して1764年に「シャルトリューズ・ヴェール」が誕生したのだそうです。
そして、1838年には「シャルトリューズ・ジョーヌ」も造られる様になったそうです。
そして、そのレシピは門外不出で、シャルトリューズ修道会の3人の修道士にしか伝えられないのだそうです。
なので、現在でも「シャルトリューズ」を造っているのはシャルトリューズ修道会の修道士のみで、ハーブの調合に関しては当然3人だけで行っているのだそうです。
そして、造り方としては、ハーブの調合の後に浸漬・蒸留という行程があるそうなのですが、これは4回ずつ行われるそうです。
で、その後熟成とろ過をしてボトリングされるそうなのですが、この最後のボトリングのみ修道士以外のスタッフ(シャルトリューズ社の社員)が行うそうです。
因みに熟成は最低で3年以上だそうです。
それと、「ジョーヌ」の方にはハチミツが加えられているそうです。
まっ、それ以外にも色々聞いては来たのですが、これ以上書くと読むのも大変だと思うので、簡単(だったかな?)ですがこのぐらいで終わりとさせて頂きます。