あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ホワイトオークあかし シングルモルト8年」

barvirgo2008-04-28

一昨日、ジャパニーズウイスキーテイスティング会を行い、ここにもその話を書いたのですが、その時のテーマが「サントリーやニッカだけが日本のウイスキーではない!」というもので、一般的に皆さんが知らなさそうなウイスキーを取り上げたんですよね。
で、そのうちの1本が今日のタイトルにした「ホワイトオークあかし シングルモルト8年」なのです。
そこで、テイスティング会に参加された方も皆さん 初めて飲まれたと仰っていたので、この「小言」を  読んでくださる皆さんも殆どご存じないと思い、簡単ではありますが紹介させて頂きます。
この「ホワイトオークあかし シングルモルト8年」と いうのは、兵庫県明石氏に在る江井ヶ嶋酒造が造っているシングルモルトウイスキーで、昨年江井ヶ嶋酒造初のシングルモルトウイスキーとして限定4,500本が発売されました。
因みに、この江井ヶ嶋酒造は明治21年(1888年)に設立され、ウイスキー造りは大正8年(1919年)より行っていたそうです。
そして、現在は昭和59年(1984年)に新たに竣工した蒸留所でウイスキーを生産し、ブレンデッドウイスキーを販売していましたが、先に書いたとおり昨年初めてこのシングルモルトウイスキーを発売したのです。
そして、このウイスキーはアルコール度数が40%で、軽く飲みやすい感じに仕上がっていて、突出した個性は無いのですが、シングルモルトウイスキーの癖が 苦手という方には飲みやすく、初めてウイスキーを飲まれる方なんかにはお勧めですね。
但し、よくウイスキーを飲まれる方にはちょっと物足りなさがしてしまうでしょうね。
まっ、日本にはこんなウイスキーがあるという事を知って頂けるだけで、あるじとしてはちょっと嬉しかったりします。