｢駒ケ岳 シングルモルト10年｣

鹿児島県にある焼酎メーカーの本坊酒造が長野県の宮田村にある信州工場で造ったシングルモルトウイスキーです。
本坊酒造は明治５年(1872年)に創業し、昭和24年(1949年)にウイスキーの製造免許を取得し、当初は鹿児島でウイスキーを造り、その後昭和35年(1960年)に山梨に工場を新設しましたが、その工場を昭和60年(1985年)に現在の長野県宮田村に移転させ、ウイスキー造りを行っていました。
そして、｢マルスウイスキー｣のブランド名で幾つかの商品を販売していたのですが、まだまだ知名度が低く、なかなか売れないのでしょう、現在蒸留所は休止してしまっているのです。
そんな｢マルスウイスキー｣のシングルモルトウイスキーの１つが、今回紹介している｢駒ケ岳　シングルモルト10年｣なのです。
湿度が高く寒冷な気候の中で熟成させているせいなのか、ゆっくり熟成するのでしょう、柔らかい口当たりで優しい味わいがあります。
同じ価格帯のウイスキーとしては、サントリーやニッカのシングルモルトウイスキーにも劣らないぐらい良く出来たシングルモルトウイスキーなので、是非皆さんにも飲んで頂きたいウイスキーですね。
そして、再びマルスウイスキーの信州工場が稼動して新しいウイスキーを造るようになってもらいたいものです。