あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「テキーラ」

barvirgo2008-07-24

昨日セミナーに行ってきました。
なかなか「テキーラ」のセミナーというのも無いので、
今まで気になっていながら分からなかった事なども聞けて、よい勉強になりました。
但し、その後試飲会場で飲みすぎたのか、店に戻ってから暫らく寝てしまいました。
と、そんなことは措いといて、折角「テキーラ」の話を聞いてきたのだから、久々に「テキーラ」について簡単に説明させて頂きます。
テキーラ」はメキシコの蒸留酒です。他の国で造る事は出来ません。
と言うか、メキシコでも産地が決められていて、テキーラ村のあるハリスコ州と、 その周りにあるグアナファート、ナヤリ、ミチョアカン、タマウリスバの5州180都市でしか造る事が出来ません。
当然原料も決められていて、アガベ(竜舌蘭)で無ければいけないのですが、そのアガベの種類も決められています。(因みにアガベはサボテンではありません)
テキーラ」の原料として認められているのは「アガベ・アスール・テキラーナ」、 通称ブルーアガベと呼ばれる物だけです。
で、このアガベ、そのまま見るとちょっとアロエに似た植物なのですが、その葉を取り除いてピーニャ(根茎)の部分を蒸して、潰してジュースを搾り、発酵蒸留して出来た物が「テキーラ」となるそうです。

因みに蒸留は単式蒸留器で最低2回蒸留するそうです。
あと条件としては、アガベ・アスール・テキラーナを100%使っているものはそれを表記できるということと、原料にアガベ・アスール・テキラーナを51%以上使っていれば「テキーラ・ミクスト」といって、これも「テキーラ」として認められるそうです。
まっ、それ以外に熟成期間で「ブランコ」「レポサド」「アニェホ」などの違いがあるのですが、あまり細かくなっても分からなくなってしまうので、もっと知りたい方は「あるじの店」に来て、聞いてください。 では