｢ＢＢＲセントマグダーレン1982｣
今月新たに｢あるじの店｣に 入荷したローランドのシングルモルトスコッチウイスキーです。
今回入荷したのは、ロンドンに本社が在るベリーブロス＆ラッド社(ＢＢＲ)が、自社の在庫から選んでボトリング(ベリーズオウンセレクション)した1982年蒸留のシングルカスク(リフィールシェリー樽)のウイスキーです。
アルコール度数は46％なので、ノンチルフィルターだと思われます。
そして、この｢セントマグダーレン｣蒸留所はスコットランドのリンリスゴーに在ったのですが、1983年に閉鎖してしまい現在はマンションになってしまっているので、２度と再開する事がない蒸留所ということになるのです。
昨年末撮った現在の｢セントマグダーレン蒸留所｣、キルンを残してマンション(アパートメント)に・・・
ウイスキー業界も波があり、新しく出来る蒸留所もあれば時代の波に飲み込まれ消えてしまった蒸留所もある、そんな中の１つが今回入荷したウイスキーの蒸留所なのです。
じゃぁ、美味しくないのかというとそんな事はなく、ボディもしっかりして樽に由来するナッティでほんのりドライフルーツようの甘さもあり、とても優しい味わいが 長く続きます。
こういうウイスキーが消えていってしまうのはちょっと残念ですよね。
で、今までだとこういったウイスキーは結構高かったのですが、ある意味不景気のお陰でポンドが下がり、思いのほか手頃な価格で買ったり飲んだり出来るようになっています。
なので、こういった消えていくウイスキーは今が飲み頃なのかもしれませんね。
てな訳で是非！
