あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 あるじ スコットランド西海岸を往く −10−

barvirgo2009-11-01

スカイ島〜フォートウィリアムへ
9月22日(火)、アーマデールのフェリー乗り場からはスコットランド本土に戻れそうもないので、それではどうする?という話になりましたが、不幸中の幸いスカイ島は本土と橋で繋がっているので、バスを乗り継ぎ、その橋(スカイブリッジ)を渡って本土へ、そしてフォートウィリアムへと向かう事にしました。
そこで、アーマデールから島を出た先にある街、カイル・オブ・ロハルシュに向かうバスに乗るべくスカイ島で2番目に大きい町ブロードフォードへ戻ったのですが、そこでカイル・オブ・ロハルシュ行きのバスに乗ろうと思ったところ、バスの行き先表示が違ったのでバスに乗らずに待っていたら・・・、な・な・なんと!行き先表示を変えながらバスが出て行ってしまったのです。
まさか行き先表示を変更しながら出発するとは思っていなかったので、これにはちょっと驚いてしまいました。
で、仕方なく次のバスを待つ事にしたのですが、バスまで時間もあるしちょうど昼時という事もあり、バス停の前にあるカフェに入ったのです。
が、しかし・・・、ここは本当にカフェで、パブではない為コーヒーや紅茶は飲めますがビール等アルコールは一切置いていなかったのです。
しかもスカイ島で2番目に大きい町にもかかわらず、近くにパブは見当たらず、  あるじとしてはビールの1杯でも飲みたい気分だったのですが、仕方なくスープで食事にしました。
そして、その後バスに何とか無事乗る事も出来、カイル・オブ・ロハルシュ(本土)まで辿り着きました。
まっ!この街には当初来る予定も無かったし、スカイブリッジも渡ってみたいとは思っていたので、ジャコバイト号に乗れなかったのは残念でしたが、この時点では本土に戻れた事もあり、ちょっとだけですが落ち込んだ気分も晴れてきました。
が、またまたしかし・・・、待ちに待ったフォートウィリアムに行くバスが来て乗ろうとすると、な・な・なんと!このカイル・オブ・ロハルシュからフォートウィリアムの 区間は「ハイランドローバー」が使えない数少ない路線だったのです。
とはいえ、フォートウィリアムにホテルは取ってあるし、翌日は蒸留所見学も朝早くからあるので、乗らないわけにもいかず、約£20近く払いバスに乗りました。
これにはあるじ、またやられた!って感じで、自分だけならまだしも一緒にスコットランドまで来てくれたお客様に申し訳なく、また少し落ち込んじゃいました。
こうして踏んだり蹴ったりな1日でしたが、それでもどうにかこうにか午後6時過ぎフォートウィリアムに着くことが出来たのです。
そして今回「小言」を読んで下さっている皆さんに言いたいのは、スコットランドのハイランド地方に行く際、「ハイランドローバー」はとても使い勝手がいいパスで 費用を安くあげられますが、一部使えない路線があるのでそれをしっかりチェックしておく事と、スカイ島のフェリーが運行しているか事前に確認した方がよいという事です。
で、あるじショックな事があると写真を撮るのを忘れる癖がある為、この日の移動中の景色はとても素晴らしかったのですが、殆ど写真が無く、皆さんに紹介出来るは下に貼ったの数枚のみとなりますが、よろしければご覧下さい。そしてつづく

左上:スカイ島では虹も見えました。 中上:スカイブリッジの上から左本土、右スカイ島 右上:カイル・オブ・ロハルシュの駅 左下:カイル・オブ・ロハルシュの駅の奥に見えるスカイ島 中下:カイル・オブ・ロハルシュで見た道路標識、上がゲール語下が英語に 右下:フォートウィリアムに向かう途中バスから見たアイリーン・ドナン城
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