あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「GLANN AR MOR(グラン・アー・モー)」

barvirgo2010-04-08

2日続けて新入荷ウイスキーの紹介になりますが、今日紹介するのは、な・な・なんとフランス産シングルモルトウイスキーです。
自分もこの業界に長く居ますが、フランス産シングルモルトウイスキーというのは  初めて聞くウイスキーだったので、面白いと思い即仕入れることにしました。
造りの特徴としては、シャラントオーク製のウォッシュバック(醗酵槽)を使い、ポットスティルは1500リットルほどの小さな銅製蒸留器2器、しかもフランス製で直火蒸留しているそうです。
蒸留時間も長く、2回の蒸留で40〜50時間だそうです。
またこの蒸留所は、ブルターニュ地方にあるのですが、そのブルターニュの言葉で海辺を表すのがGLANN AR MORで、蒸留所も海辺にあり、そこの海風を受けながら熟成しているのだそうです。
とはいえ蒸留所はまだ若く、「あるじの店」で仕入れたものも2005年7月蒸留のウイスキー(bourbon barrel 1st)と2006年蒸留のウイスキー(bourbon barrel 1st)をブレンドした3年物でした。
で、昨日届いたので早速飲んでみました。
香りはまだ弱く消毒用アルコールにバニラ様の甘い香りが若干するかな〜という感じで、アルコール度数は46%ですが、そのまま飲むとまだアルコールがたって刺激があり若いウイスキーという感じが強くします。
が、少し水を加えるとだいぶ飲みやすくなり、クリーミーで確かに汐っぽい味わいと、ほんのりバニラやモルト、そしてスモーキーさなんかも感じられました。
なので、ゆっくり飲むと味わいが広がって楽しいウイスキーという感じですね。
まっ!珍しいウイスキーなので、もう1つ当店にある蕎麦のウイスキー「Eddu」と合わせ、お楽しみ下さい
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