コーンウイスキーについて

昨日ライウイスキーについて書いたので、今日はコーンウイスキーについて簡単に説明します。
コーンウイスキーは、その名の通りコーン(トウモロコシ)を主原料(80％以上)に造られたウイスキーです。
とはいえ、ここでも何度か書いてきましたが、必ずモルトも原料として使われています。
なので面白いのは、100％コーンウイスキーとラベルに書いてあるものでも、原料の欄を見ると、｢コーン・モルト｣と書いてあります。
まっ、要は糖化に使う分以外がコーンであれば、100％コーンという事になるんでしょうね。
そして本来ウイスキーは樽で熟成させなければいけない筈だし、他のウイスキーはどんな種類のウイスキーも樽で熟成させているのに、なぜかコーンウイスキーだけは樽で熟成させなくてもよい事になっています。
また樽で熟成させるものもあるのですが、樽で熟成させる場合は、樽の内面を　焼いていない新樽を使うか、焼いてある場合は古樽を使わなければいけないと　なっています。
なので本当にウイスキーとしては、珍しいタイプのウイスキーと言えます。
で、もちろん樽で熟成させている銘柄もあるのですが、上記のような規定がある所為かあまり長く熟成させた物は無く、原料のトウモロコシの味わいがしっかり　感じられる商品が、コーンウイスキーには多くある様に思います。
といっても、最近日本ではあまりコーンウイスキーは見かけないんですけどね！
まっ！そんなコーンウイスキー、本当に見かけることも少なくなっているんですが、もし見かけたらちょっと面白い味わいなので、宜しければ飲んでみて下さい。

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