Dailuaine(ダルユーイン) distillery

ディアジオ社が先日発表したのですが、スコットランドのスペイサイドに在るダルユーイン蒸留所を約10万ポンドかけて改築するそうです。
もちろん生産能力を向上させるのが目的なんだそうですが、環境の為のバイオプラント設備の設置と、今後伸びていくウイスキーの需要に対して、スペイサイドモルトの必要性を強く感じているからの様です。
なので、昨年スペイサイドにオープンさせたRoseisle(ローズアイル)だけでなく、今回のダルユーイン改築の発表であり、今後２〜３年のうちにはまた新たな計画を発表するかもしれないそうです。
で、これを書いていて、皆さんそんな蒸留所知らないし、そんなに知られていない蒸留所のウイスキーは飲まないよと思うかも知れませんが、世界的にはまだまだブレンデッドウイスキーの需要の方が圧倒的に多く、しかもブリックスの国々での需要の伸びが大きいので、その為の原酒を造っておかないと足りなくなる可能性が高いんですよね！
まっ！日本では最近ブレンデッドはあまり飲まれなくなっている感は否めないんですけどね。
しかし、世界的なウイスキーの需要が伸び、ディアジオの様な大きな会社がそれに対応する為に蒸留所を造ったり改装するのは、ウイスキー業界の為にも良い事だし、スコットランドの地域経済の為にもなるので、あまり近代的になっても困りますが、どんどん投資してくれると良いなと思います。

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