あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 第22回ウイスキーテイスティング会

barvirgo2011-07-09

を、本日開催しました。
今回のテーマはロッホローモンド蒸留所、1つの蒸留所で数種類のモルト原酒とグレーン原酒を蒸留しているスコットランドでも珍しい蒸留所の、4つのタイプのウイスキーテイスティングして頂きました。
参加された皆さんにはあまり馴染みの無い蒸留所のウイスキーだった様ですが、その蒸留所が自分の所だけでそれぞれに個性の違うウイスキーを造っているというのを 知って頂き、そして自身の舌で味わって、感じてとって頂けたのではないかと思っています。(自己満足)
で、今回参加された皆さんもあまりご存じなかったというロッホローモンド蒸留所、簡単にどんな蒸留所かここで紹介したいと思います。
会社としての創業は1946年、社名は何度か変わっているのでここでは書きませんが、基本的に家族経営の会社で当初はウイスキーの卸などしている会社だったそうです。
そして小売業なども始め、1985年に安定的にウイスキーを扱えるよう現在の  蒸留所をリトルミル蒸留所から買い取ったそうです。
で当初はポットスティル2基(1セット)で蒸留していたそうですが、その後ちょっと変わった形状のスティルを4基(2セット)導入し、且つ1993年には連続式蒸留機も導入し、グレーンウイスキーも仕込めるようにしたそうです。
そして3セットの単式蒸留器と連続式蒸留機を使い、ピートレベルを変えたモルトを使う事によって多種多様な原酒を造り、且つ樽も数種類使う事で熟成感の違いを出し、それこそ多種多様なウイスキーが造れる蒸留所となっています。
因みに今日のテイスティング会では提供出来なかったのですが、「ロッホローモンド・シングルブレンデッドウイスキー」というロッホローモンド蒸留所内で蒸留した原酒だけを使ったスコットランドでも他に無いブレンデッドウイスキーもリリースしています。
まっ!大体こんな感じの蒸留所なんですがどうです?なかなか面白そうな蒸留所だと思いませんか?
日本で販売されているロッホローモンドのウイスキーの種類はそれほど多くは  ありませんが、味も中々なので機会があれば皆さんも是非飲んでみてください。
そして最後に、本日のテイスティング会に参加頂いた皆様、「参加してくださり  本当にありがとうございました。そしてもし宜しければ今日飲んだウイスキーの話など周りの方にしていただけると、主催者として助かりますので宜しくお願い申し上げます。」
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