あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 米松・オレゴンパイン・ダグラスファー

昨日お客様とお話をしていて、「あるじの店」のカウンターの話になりました。
で、「あるじの店」のカウンター材が米松だというところから、よく蒸留所に行くと うちのウォッシュバック(醗酵槽)はオレゴンパインを使っていますとか、うちでは ダグラスファーを使っていますという話を聞く事を思い出しました。
で、何でこんな事を思い出したかというと、米松もオレゴンパインもダグラスファーも、みな同じ樹種(木材)だからです。
これは多分木材を扱っている方ならご存じの事なのでしょうが、ウイスキー業界、そこまで知っている人間が少ないのか、何処そこの蒸留所はオレゴンパインで、何処そこの蒸留所はダグラスファーを使っています。なんて説明を受けるんですよね。
しかも、実際何処の蒸留所とは言いませんが、以前はオレゴンパインだったのを入れ替えた時にダグラスファーに変えた、なんて話を聞いた事もありますからね。
まっ、要はこの樹種の呼称が統一されていない為に起こってしまう事なんですが、是非ウイスキー好きの皆さんには米松もオレゴンパインもダグラスファーも、同じ材だという事を覚えていただければと思います。
てな訳で、「あるじの店」のカウンターは、ウイスキー造りでよく使われる醗酵槽と同じ材で出来ています。
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