あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ノーザンハイランド、オークニーそしてスペイサイド −7−

barvirgo2011-10-14

9月20日(火)、グレンモーレンジィ蒸留所でスティルハウスを見学した後は、カスクストア(樽置き場)を見せていただき、そして フィリングストア(樽詰め所)でニューポット(原酒)を樽に詰めるところを見させていただきました。
それで面白いなと思ったのは、最初カスクストアで樽を立て、鏡板に穴を開け6樽ずつ固定していて何をしているのか?と思っていたら、それはフィリングストアに行って 分かったのですが、モーレンジィでは樽を立て、鏡板に開けた穴からニューポットを 樽に詰めていたのです。
左:ジャックダニエル蒸留所で使っていた樽と分かる鏡板   中:カスクストア   右:フィリングストア
  
そして樽詰めの様子を見た後は、ウェアハウス(貯蔵庫)を見させて頂きました。
そしてグレンモーレンジィ蒸留所では、樽の使用は2回までと決めている事もあり、ファーストフィル(1回目の樽)とセカンドフィル(2回目の樽)とでは、鏡板の色を変えて分かりやすくしていました。
ウェアハウス内、赤の鏡板がファーストフィル、黒の鏡板がセカンドフィル

左:グレンモーレンジィのロゴが書いてあるウェアハウス
中:蒸留所前の海
右:ウェアハウス前にあったリンゴの木、なんと食べさせて頂きました。


そしてウェアハウスも見終え、最後はお楽しみのテイスティングだったのですが、モーレンジィではまったくもって正しいのですが、スコットランドの蒸留所としては珍しく、ドライバーは香りだけと言われ、あるじは香りだけを楽しみました。    くぅ〜・・・(涙)
しかもテイスティングルームはビジターセンターの中にあり、一般の見学者からも見える場所にあったので、あるじ飲んでもいないのに一般の見学者の方たちから羨ましげな目で見られ、ちょっと複雑な感じでした。
左:新しく出来たばかりというテイスティングルーム 中:あるじの代わりにテイスティングするモエモエ 右:最後によったショップの看板
まっ!こんな感じでとても充実したグレンモーレンジィ蒸留所見学だったですが、その後のショップでの買い物もあり、だいぶ時間を使ったのと次のクライヌリッシュ蒸留所のアポイントの時間が融通の利くものと思っていたところが自分にあり、次のクライヌリッシュではちょっと重い雰囲気の蒸留所見学となってしまいました。 (続く)
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―P・S―
明日、「あるじの店」ではテイスティング会を午後5時から開催します。
今回あるじが回ったノーザンハイランドの5つの蒸留所のウイスキーを飲んでいただきながら、それらの蒸留所の話をさせて頂く予定です。
「小言」では書ききれない話と、日本では手に入らないウイスキーも用意していますので、宜しければご参加下さい。
会費は3,000円(税・サ込)です。
詳しくはこちら、10月1日の「小言」をご覧下さい。