あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ノーザンハイランド、オークニーそしてスペイサイド −17−

barvirgo2011-11-07

9月22日(木)、オークニーを離れ、スコットランド本土に戻ります。
帰りも来た時と同様、ペントランドフェリーズです。
それで、スキャパ蒸留所を出てから島を幾つか渡って南下したのですが、来る時は暗く見えなかったスキャパフロウ(湾)に沈む船の数々*1が、風光明媚なこのオークニーで戦争の悲惨さを今に伝えているように感じました。
しかも自分が渡っている橋も、その沈没船の数々を橋桁に出来ていると聞いてるので、余計感慨深いものがありました。
まっ!そんな光景を目にしながらセント・マーガレッツ・ホープまで行き、フェリーに乗って無事スコットランド本土に戻りました。
ただ、相変わらず帰りのフェリーもよく揺れ、途中スピードを落としたらしく、予定到着時刻より20分ほど遅くなりました。
で、今現在は反省しているのですが、ここから後はただスペイサイドに行って、ホテルにチェックインするだけにしておけば良かったのに、やはりそうそうスコットランドに行ける訳もないと考え、ホテルに行く前にベンリアック蒸留所を見学すべくアポイントを入れてしまったのです。
まっ!結果としては見学をさせてもらえましたが、蒸留所に着くまで結構時間が掛かりアポイントの時間より約1時間も遅れてしまいベンリアック蒸留所の方には大変ご迷惑を掛けてしまいました。
これは本当に申し訳なく、あるじ大反省です。
なので自分が言うのもなんですが、滅多に行けない所に行く場合、あれもこれもと欲張りになると思うのですが、無理せず余裕のあるスケジュールを組みましょう。(こう書いていながら、何時もあれこれ詰めちゃう自分がいるんですけどね!)
てな訳で、ほぼスコットランドの最北端の港ギルズベイからスペイサイド(ベンリアック蒸留所)まで約260キロ3時間半、あるじ結構走りました。
それでも一応制限速度を超えることは殆ど無く、安全運転を心がけて走ったんですよ!
にも拘らず、途中路線バスに煽られたのです。自分も制限速度の60マイル(約96キロ)で走っているのにですよ!ちょっとありえないですよね・・・
そんな事もあり、凄く天気にも恵まれとても素晴らしい景色を眺めながらのドライブではあったのですが、車を止めてゆっくり休憩なんて時間も殆ど無く、ここで紹介出来る写真も1枚しかありません。
本当はノーザンハイランドの素晴らしい景色も紹介したいと思っていたので、それが出来ずあるじとしてはちょっと残念です。

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*1:第2次大戦中に時のイギリス首相、ウィンストン・チャーチルがドイツのUボートが航行出来ない様に沈めたもので、チャーチルバリアといわれている