あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ノーザンハイランド、オークニーそしてスペイサイド −18−

barvirgo2011-11-14

9月22日(木)、もう直ぐ午後5時になろうかという時間に ベンリアック蒸留所に着きました。
アポイントを入れていたのが午後4時で、午後5時までしか居られないと聞いていた為見学は諦め、アポイントを入れていたので挨拶だけでもと思い訪れました。
そして蒸留所に着いた時その場に居たスタッフに聞くと、蒸留所を案内してくれる予定の蒸留所マネージャー、スチュアート・ブキャナン(Stewart Buchannan)氏は既に蒸留所を離れエルギンに行っているとの事だったのですが、電話をしてくれ、ブキャナン氏も蒸留所に戻って来て、大変遅くなったにもかかわらず蒸留所を案内してくれたのです。
これは本当に申し訳ないとも思いましたが、凄く凄く嬉しかったです。
左:マッシュタン 中:4回行なわれるマッシングのお湯の温度や加える量 右:ステンレス製ウォッシュバック、ここでは豚インフル以降飲ませてくれる蒸留所が減った醗酵中のビアを飲ませて頂きました。
左:初溜・再溜2基ずつのポットスティル
中:初溜釜(ウォッシュスティル)の覗き窓
右:再溜釜(スピリットスティル)の容量

左:スピリットセーフ   中:流れ落ちるニューメーク   右:ローワインセーフ、ニューメークはよく飲ませていただく事もありますが、ここではなんとローワインも飲ませて頂きました。もろ麦焼酎って感じでした。
左:キルン(乾燥塔)、そしてパゴダ屋根
中:中庭に転がる沢山の樽、さすが色んな樽を使う ベンリアック、ニューオークもありました。
右:ジャックダニエルの樽
左:モルトバーン、現在工事中で来春からフロアモルティングを始めるそうです。
中:キルンの中、釜の焚口、写真に写っているのは石炭ですが、ピーとも置いてありました。
右:蒸留所の裏手に広がる広大な土地、ここで自社の大麦を育てるそうです。  きっといずれは100%スペイサイドのベンリアックが発売されるんでしょうね!
こうしてあるじ、ベンリアック蒸留所を見学する事が出来、しかもこの後に幾つかのウイスキーテイスティングさせて頂き、感謝感激でした。
なので、皆さんもアポイントは必要ですが、是非スペイサイドに行かれた時には、ベンリアック蒸留所を訪れ見学してください。
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