　明けまして - あるじの小言

おめでとうございます。
本年も｢小言｣及び｢あるじの店｣を宜しくお願い申し上げます。
本年も少しでも多くの皆様にウイスキーについて知って頂けるよう、またスコットランドの話などもしていきたいと思っています。
それで大晦日にご来店のお客様にも申し上げたのですが、本年は｢あるじの店｣としてはオフィシャル物(蒸留所リリース商品)に力を入れられればと思っています。
もちろんインデペンデントボトラーズ(独立瓶詰業者)のウイスキーも仕入れますし紹介もしますが、自分達が日頃飲んでいるウイスキーを実際に造っている蒸留所がリリースしたウイスキーより、蒸留所から樽買いして販売するボトラーズのウイスキーの方を尊ぶような風潮が最近感じられるので、あるじとしてはちょっと違和感を感じてしまうからです。
確かにボトラーズ物のウイスキーは数も少なく、味わいに魅力的なものが多いのは事実ですが、そうした魅力的なウイスキーも全てはそれを造ってくれる蒸留所あってのものだとも思いますしね。
またボトラーズのリリースするウイスキーは当たり外れがあったりしますが、オフィシャル物はその蒸留所の味わいを常に安定して自分達に届けてくれます。
なので自分のお気に入りを見つければ、いつでもその味わいを楽しむ事が出来るのがオフィシャルの良さといえますからね。(例外もありますが・・・)
またボトラーズ物は厳選した樽をボトリングした物が多く、価格的にもちょっと高いものが多くなってしまうのに対し、オフィシャル物は高いものもありますが、どちらかというと手頃な価格のウイスキーも多いですからね。
それと実際今まで幾つかの蒸留所を見て廻り、それぞれの蒸留所の方達とお会いしたら応援したくなってしまったというのもあるんですよね〜・・・
万が一ボトラーズ物ばかりが売れてオフィシャル物が廃れ、蒸留所が閉鎖してしまったら本末転倒ですからね。
まっ！そんな訳で、ちょっとダラダラ長くなってしまいましたが、今年は先にも書いたとおりオフィシャル物を多くお勧めしたいと思います。

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