あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

ベンリアックが

barvirgo2012-03-22

ピートを焚いたモルトを原料にしたピーテッドモルトウイスキーのレンジ(商品構成)を刷新するそうです。
というのも、現在ピートを焚いたモルトを原料にウイスキーを生産する蒸留所が殆どないスペイサイド(地域)でも、19世紀は皆ピートを焚いたモルトを使っていたのが、1960年代アメリカという巨大マーケットのニーズを優先し、ピートを焚かないソフトで飲みやすいウイスキーを造るようになってしまったのを、ベンリアックとしては昔ながらのピーティーな  ウイスキーも飲んで欲しいとピートを焚いたモルトも使いウイスキーを生産してきて、その中から今回安定して提供出来る4つのレンジを決めたようです。
まっ、それが写真の4種類で、「Birnie Moss」と「Curiositas」(10年)、「Septendecim」(17年)、「Authenticus」(25年)です。
で、「Septendecim」以外はだいぶ前から発売しているものもありますが、これからはこの4種類をピーテッドの基本として発売していくのだそうです。
但し、この4種類すべてが日本で発売されるかは分かりません。
既に日本で発売されているものもあれば、売っているような売っていないような(並行品)ものもあり、代理店の判断しだいだと思います。
ただ、こうしたスペイサイドのシングルモルトがあり、昔はスペイサイドでもこうしたピーティーウイスキーが多かったのかと、ちょっと感慨に耽りながら飲んでみるには良いウイスキーかもしれませんね。
そう!それにアイラばかりがピーティーな訳でないし、ピーティーと一言でいう事が多いですが、ピーティーにも色々あるというのを知って貰ううえでも是非皆さんに飲んで欲しいですね。
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