あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

  グレンゴイン、アラン、スプリング バンク、そしてアイラ −4−

barvirgo2012-05-14

4月29日(日)午前9時45分発のフェリーに乗り約1時間、アラン島のブローディック(BRODICK)に到着、そこから車を走らせる事約30分でアラン蒸留所に着きました。
蒸留所までは一本道なので迷わず辿り着くことが出来ました。
島の蒸留所ではありますが、行きやすい蒸留所だと思います。
そして見学ですが、あるじ達はアポイントを入れて行きましたが、アポイントを入れなくても通常午前10時半から1時間おきに見学ツアーがあるそうなので、訪れればほぼ間違いなく見学出来る蒸留所だと思います。(但し冬季と日曜日はツアーの回数少なし)
また通常多くの蒸留所が見学する際いくらか取られるのですが、アラン蒸留所は無料で見学が出来ます。
写真左:蒸留所全景     中:蒸留棟          右:蒸留所裏手
で見学はまず短いビデオを見るところから始まり、その後いったん外に出て置いてある樽を見せてもらいながら樽の説明、基本的な樽の種類と容量、そしてバーボン樽の使用比率の高さ(約90%)、そしてシェリー樽が今は高いという説明を聞きます。
またアランモルトの熟成には蒸留所の在る場所が大事で、その影響が大きいという説明が続きます。
それから蒸留棟内に入り、製造工程の説明をしてくれます。
写真左:樽の説明をする為に積んである樽   中:原料の大麦、モルト、グリスト(粉砕した物)の前で説明してくれるキャンベル氏     右:マッシュタン(糖化槽)
製造工程では原料の話から始まりましたが、アランの特徴は他のアイランズモルトでは珍しいノンピートのモルトを使用しているだという点を強調していました。
そして糖化、醗酵、蒸留の説明が続きます。
左上:ウォッシュバック(醗酵槽)中上:ウォッシュスティル(初溜釜) 右上:スピリットスティル(再溜釜) 
左下:スピリットセーフ  中下:スピリットレシーバー&フェインツレシーバー

そして、製造工程の説明の後はお楽しみのテイスティングです。
今回はなのか何時もなのかは分かりませんが、3種類テイスティングさせて貰いました。
写真左:テイスティングルームに置いてあったアランの樽  中:蒸留所のガイドをしてくれたキャンベル氏  右:テイスティンググラス(2つは用意してあり、3つ目はテイスティングルームのバックバーから好きな物を飲ませてもらえました。)
またこの日は蒸留所に訪れたのがお昼前で、見学後に昼食を取ったのですが、アランはヴィジターセンターの2階がカフェレストランになっているので、そのまま蒸留所で食事が出来、とても便利な蒸留所でもありました。
写真左:スープ
右:サンドイッチ
ともに美味しかったです♪



以上ちょっと駆け足な紹介になってしまいましたが、こんな感じで皆さんにも是非一度訪れてほしい蒸留所だと思いました。
またこの後自分達は直ぐに島を離れてしまったのですが、少し島を走った感想としては、とても風光明媚で素敵な景色が続いたので、ゆっくり島内観光するのも楽しいんだろうなと思いました。
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