あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ISC 2012

barvirgo2012-08-07

ウイスキー部門の結果が発表されました。
ISCはInternational Spirits Challenge(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)の略で、イギリスの酒類専門出版社「ドリンクス・インターナショナル」が主催している国際的な酒類コンペティションで、ウイスキーはもちろん、ジン、ウオツカ、ラム、テキーラ、ブランデー、リキュール等を世界中から集められた蒸留所のマスターブレンダー等がブラインドテイスティングし、各部門毎に金・銀・銅賞を決めているものです。
そして、その中のウイスキー部門の結果が昨日発表されたのです。
まっ!その他の部門も結果は発表されているので、下記に今年の結果が見られるページを貼りますから、ウイスキー以外のお酒が好きな皆さんもそれぞれの好きなお酒がどんな評価をされているのか?また各部門で評価の高いお酒は何なのか?など宜しければチェックしてみてください。
で、ウイスキー部門の結果ですが、こちらもスコッチウイスキー部門、それ以外のウイスキー部門があり、またそれぞれが結構細かくカテゴリー分けされているので、全ての結果は下記に貼る結果のページでチェックしてもらうとして、ここでは あるじが気になった結果を紹介します。
ということであるじがまず気になったのは日本のウイスキーの結果です。
世界的に高い評価を得ているとはよく言われているのですが、今年はどうなのか?
必ずしも昨年まで良かったから今年も良い評価を得られるとは限らないので、凄く気になります。
あるじはスコッチももちろん好きですが、やはり日本のウイスキーは好きですし、もっともっと世界中で飲まれてもおかしくないと思っていますからね!
そしてこうしたコンペでの結果というは、やはり知らないお酒を飲む時には参考になりますからね。
てなわけで今年金賞を受賞したジャパニーズウイスキーは、ニッカの「フロム・ザ・バレル」、「鶴17年」、「余市20年」、「竹鶴21年」、そしてサントリーの「響21年」、「響17年」、「白州12年」、「白州25年」、「白州シェリカスク」&「山崎18年」の合わせて10種でした。
そして銀賞(12種)、銅賞(0種)を見てもニッカ、サントリーウイスキーだけだったので、今年はこの2社だけが日本からこのコンペにエントリーしていたのが分かりますし、エントリーしたウイスキーが22種類で、全て銀賞以上の評価だったことも分かりました。
まっ!悪くない結果ではあると思いますが、これを日本のウイスキー人気の向上に繋げないと意味が無いので、海外での人気向上は各メーカーに頑張ってもらうとして、国内のウイスキーユーザーには自分達(バーテンダー)が頑張って、日本のウイスキーは世界で高い評価を得ているという事を伝えなければいけないなと思いました。
で、今回の結果からあるじが皆さんにお勧めするのは、ニッカの「フロム・ザ・バレル」です。
ブレンデッドで価格も手頃、アルコール度数が51%と高く飲みごたえもあるので、今の時期ならご家庭でソーダ割りなんて凄く向いてます。
まっそんな訳でISC2012の全結果は、こちらのページでご覧いただけます。
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