あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ウイスキーバイブル2013アワード

barvirgo2012-10-12

ウイスキーライターとして有名なJIM MURRAY(ジム・マーレイ)氏が毎年リリースしているWHISKY BIBLE(ウイスキーバイブル)の2013年版が先日発売されました。

そしてその中でジム氏は、ウイスキーテイスティングコメントとともにポイントを付け毎年各カテゴリー毎に賞を設けその中からアワードを選出しています。

要は色んなウイスキーがある中で、ジム氏がお勧めする各カテゴリーのウイスキーと、最もお勧めするウイスキーを公表している訳です。
なので最もお勧めのウイスキーWorld Whisky of the Yearで、これは3番目まで発表していて、それ以外にも各カテゴリー毎にスコッチウイスキーならScotch Whisky of the Year、ジャパニーズウイスキーならJapanese Whisky of the Yearなどと各賞設定されています。
っていうか、本にはもっと細かくカテゴリー分けしてあり、それぞれに賞がありポイントが付いていて、テイスティングノートも書いてあるので、ウイスキー選びの参考になる本であることは間違いありません。
しいて言えば当然といえば当然ですが、英語で全て書いてあるのでテイスティングノートを読むのに苦労するのが難点ってところですかね。
で、話がそれてしまいましたが、そんな訳で全てを紹介する訳にはいかないので、とりあえず今日はアワードを含むジム氏のお勧めトップ3と、あるじが気になった賞を幾つか紹介します。
そんな訳で先ずアワードとなるWorld Whisky of the Yearは、Thomas H. Handy Sazerac Rye(トーマス H.ハンディ セザラック ライ)というライウイスキーでした。
そして2番目となるSecond Finest Whisky in the WorldがWilliam Larue Weller(ウィリアム・L・ウェラー)で、こちらはバーボンウイスキーでした。
そして3番目、Third Finest World Whisky in the WorldがBallantine’s 17 Years Old(バランタイン17年)で、ブレンデッドスコッチウイスキーでした。
1番目2番目がアメリカのウイスキーでしかもバッファロートレース蒸留所のウイスキー、そして3番目にやっとスコッチウイスキーが入ってきましたがこれはブレンデッドと、ジム氏は確か英国の方なのでちょっと面白いセレクトだとあるじ的には感じました。
で、それ以外で気になったのはやはりJapanese Whisky of the Yearで、これはHanyu Final Vintage 2000(羽生ファイナルヴィンテージ2000)となっていますから、ベンチャーウイスキーの「イチローズ・モルトザ・ファイナルヴィンテージ・オブ・羽生」だと思われます。
これはイチローモルト好きとしてはちょっと嬉しかったです。
そしてスコッチ好きのあるじなのでスコッチも気になり、Scotch Whisky of the Yearには全体の3位にも入ったバランタイン17年が選ばれ、シングルモルトではSingle Malt of the Year (Multiple Casks)でArdbeg Day(アードベッグ・デイ)、Single Malt of the Year (Single Cask)でBalblair 1965(バルブレア1965)が選ばれていました。
ん〜ん、ちょっと手に入れにくいものが選ばれているのが残念だが・・・
まっ!あくまでジム氏の感想であり・採点した結果なのでこれが全てではありませんが、世界中のかなり多くのウイスキーをカバーしていますので、ウイスキーを飲む際、買う際にはこの本は参考になると思います。
また毎年出版されているので毎年買う必要は無いでしょうからとりあえず1冊持っていると良いかもしれませんよ。
てな訳で、今日はウイスキーバイブル2013という本とそのアワードの紹介でした。
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