あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

  Midleton Single Pot Still single cask range(ミドルトン・シングルポットスティル・シングルカスクレンジ)

barvirgo2013-02-13

アイリッシュウイスキーのミドルトンが、アイルランドの伝統的な製法で造られるシングルポットスティルのウイスキーを10樽それぞれシングルカスクでボトリングし、今月からヨーロッパで発売するそうです。
で、今回発売されるのは全てバーボン樽熟成で、1991年から1999年までの間に蒸留された原酒の中から蒸留所名を付けるのにふさわしい10樽を選びボトリングしたそうです。
てな訳で発売される10種は下記の通り

  • Cask #7102 (60.0% abv) - bonded on 29 October 1997
  • Cask #53735 (56.9% abv) - bonded on 8 June 1999
  • Cask #31689 (46.0% abv) - bonded on 11 April 1997
  • Cask #48750 (54.1% abv) - bonded on 12 November 1991
  • Cask #1044 (53.8% abv) - bonded on 13 January 1995
  • Cask #1045 (54.3% abv) - bonded on 13 January 1995
  • Cask #1046 (53.0% abv) - bonded on 13 January 1995
  • Cask #56279 (58.4% abv) - bonded on 16 June 1999
  • Cask #40833 (58.8% abv) - bonded on 30 April 1999
  • Cask #40219 (46.0% abv) - bonded on 29 April 1999

これらのウイスキーが日本で販売されないのは残念ですが、世界的にはアイリッシュウイスキーの人気は高くなっていて、クーリー蒸留所の様にスコッチタイプのウイスキーを造るところもあれば、このミドルトンの様に古き良き伝統的なシングルポットスティルタイプのウイスキーに力を入れる蒸留所もあり、そしてタラモアデューのように復活する蒸留所や新たに誕生する蒸留所もあります。
アイルランドウイスキー業界、かなり活発です。
こうしてみると日本はまだまだだと感じます。
もっと日本のウイスキーは海外で売れていいと思うし、日本国内にウイスキーを 造る蒸留所も増えて欲しい、そしてもっともっと色んなウイスキーが日本で飲めるようにもなって欲しい、まっ!今日のネタのミドルトンじゃないですが・・・、何しろ国内で販売されないと、飲むどころか入手出来ない可能性が高いですからね。
そんな訳で今日は、今回発売されたミドルトンが気になりつつ、日本のウイスキー業界もアイルランドに負けず頑張ってほしい(&自分も頑張らねば)と思ったあるじなのでした。
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