2012年度スコッチウイスキー輸出統計

というのが英国で発表されました。
2012年の輸出額としては43億ポンド(約6000億円超)で前年対比１％の伸び、輸出量としては11億9千万本で前年比５％減だそうです。
金額は若干増えていますが、数量としては減っているんですね。
因みにこの数字は、プレミアムブレンデッドやシングルモルトウイスキーの売上げが伸びている結果だそうです。
シングルモルトウイスキーで見ると、この10年で190％の伸び、売上げにして７億７千８百万円に上るそうです。
とはいえヨーロッパの経済状況の悪化もあり、フランス、スペインなどへの輸出は相当減っているようです。
またあるじが一番気になったのは対日本で、輸出量が1820万本、前年比27％減となっていた事です。
金額ベースは記事では紹介されていませんでしたが、27％もの数量が減ったという事は、いくらシングルモルト等の高額商品が伸びていたとしても、前年比はマイナスなんだろうという事は想像に難くないんですよね。
まぁ現地の記事では、アジアは他の国(中国など)が伸びているからカバー出来る的な事が書かれていましたが、向こうから見れば同じアジアかもしれませんが、日本の数字が落ちているという事は日本でウイスキーを扱っている自分としては心配でなりません。
マーケットとしての魅力が日本より中国、台湾、インド、東南アジアの方にある、なんてなってしまうと日本に入ってくるウイスキーの種類も減ってしまいますからね。
なのでウイスキー好きの皆さん、皆さんが飲まれるはもちろんですが、もっともっと周りの友人等にウイスキーの魅力をお伝えして頂けると嬉しいです。
あるじも頑張ってウイスキーを皆さんにアピールしていきますが、｢小言｣を読まれている皆さんも、どうか宜しくお願い申し上げます。

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