あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

   Scottish Field Whisky Challenge 2013―Reader’s Challenge results

barvirgo2013-10-10

スコットランドの雑誌(ウェブサイト)にScottish Field(スコティッシュ・フィールド)といのがあります。
ウイスキー専門という訳ではありませんが、そこはスコットランドの雑誌、それなりにウイスキーにも力を入れているようで、独自のウイスキーコンペティションを行なっています。
その中で面白いと思い今回紹介するのは、Reader’s Challenge(リーダーズ・チャレンジ)といって、スコティッシュ・フィールドの読者の中から選ばれた10名が、45種類のウイスキーをブラインドテイスティングして点数を付け、最高点と最低点を1つずつ除いた点数の合計でベスト10を決めるものです。
これは昨年から行う事にしたそうですが、一般の読者にどれが好きか選ばせるというのは素敵ですよね。
まっ、もちろん読者から応募を募り、抽選で当たった方だけの参加なのでしょうが、あるじもスコットランドに住んでいたら応募してみたいと思いますね。
でも45種類も1日で飲んだら、どれが良いかなんて分からなくなるか・・・
というコンペティション、読者が選んだベスト10は、日本で発売している物そうでない物とありますが、とりあえず10種類ご紹介します。

  • 第10位―ラガヴーリン16年
  • 第9位―キャンベルタウンロッホ21年
  • 第8位―ロングロウ18年
  • 第6位―ロングロウ レッド
  • 第6位―アバフェルディ ランブル
  • 第4位―バルブレア1997
  • 第4位―ロングモーン12年(G&M)
  • 第3位―SMWS7.87
  • 第2位―シープディップ アモロソ オロロソ 1999
  • 第1位―ディーンストン12年

以上のような結果でした。
モルトウイスキーが多い中9位に入った「キャンベルタウンロッホ21年」、ブレンデッドウイスキーモルトに負けないというのを示しているようで、あるじはちょっと嬉しく思いましたし、今回テイスティングした45種類の中には高価格のウイスキーも含まれていたのに、比較的手頃な価格のウイスキーがベスト10には多く選ばれていたのも、なんだか好感が持てました。
そして日本にも「ウイスキーワールド」というウイスキー専門の雑誌があってアワードを決めたりしているのだから、出来れば内内のいつものメンバーで選考するのではなく読者から公募し、10名ぐらい招待してブラインドテイスティングさせて、その年のアワードを決めるなんて事をしてくれるようになれば良いなと思いました。

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