あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 免税店で売れてるお酒ベスト10

barvirgo2013-10-24

The International Wine & Spirits Research (IWSR) という会社が、2007年から2012年までの免税店でのお酒の売上を調査し、発表しました。
お酒を扱う者としては興味深かったので、昨年の売上ベスト10を含めここで紹介します。
まず免税店で売られているお酒のうちその上位100位までに入るお酒のブランドで全体の売上の85.7%を占め、上位10ブランドだと約40%を占めるそうです。
沢山のお酒が売られている中で、上位10ブランドだけでそんなに占めているなんて、ちょっと驚きですよね。
そして上位100ブランドを見ると、ディアジオ系のお酒が最も多く18ブランド、続いてペルノ・リカールの17、ビームの10、バカルディの6、ウィリアム・グラント&サンズ、カンパリの各5、そしてブラウン・フォーマンの3と続くそうです。
それと、上位100ブランドの中ではスコッチウイスキーが一番多く26ブランドを占め、続いてリキュールが13ブランド、ウオツカが12ブランドを占めてるそうです。
ウイスキーの人気が高いのが、あるじとしては嬉しく思いました。
そしてここに日本のウイスキーが沢山入ってくると良いのに、とも思いました。
と、そんな事を思いつつそれでは昨年の売上数ベスト10です。

  • 第10位・・・クルボアジェ(コニャック)‐389,400ケース
  • 第9位・・・ヘネシー(コニャック)‐476,200ケース
  • 第8位・・・バランタイン(スコッチ)‐596,000ケース
  • 第7位・・・スミノフ(ウオツカ)‐632,500ケース
  • 第6位・・・バカルディ(ラム)‐638,000ケース
  • 第5位・・・ベイリーズ(リキュール)‐711,600ケース
  • 第4位・・・ジャックダニエル(バーボン)‐733,270ケース
  • 第3位・・・シーバスリーガル(スコッチ)‐931,200ケース
  • 第2位・・・アブソルート(ウオツカ)‐1,110,900ケース
  • 第1位・・・ジョニーウォーカー(スコッチ)‐2,336,400ケース

以上の様な結果だったんですが、当たり前なのかもしれませんが、よく知っているその辺の酒屋さんでも売っているようなブランドが、免税店でも人気なんですね。
で、こうやって見た時に、各有名ブランドのお酒が免税店向け商品を色々リリースする訳が、なんとなく分かるような気がしました。
免税店って、とても巨大なマーケットなんですね!

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