あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ベンリアック、グレンドロナック&グレングラッサ・セミナー(1)

barvirgo2013-10-30

昨日、ベンリアック、グレンドロナック、そしてグレングラッサ、3つのシングルモルトウイスキーセミナーがあり、あるじも参加してまいりました。
とても濃い内容のセミナーだったので、いっぺんに書くととても長くなってしまいますので、分けて聞いてきた話など紹介したいと思います。
先ずはベンリアックですが、今回セミナーで話をしてくださったのがStewart Buchanan(スチュアート・ブキャナン)氏といって、ベンリアックディスティラリー(ここで言うディスティラリーは蒸溜所ではなく会社)のブランドアンバサダーをされていらっしゃる方だったのですが、2年前あるじがベンリアック蒸溜所を訪れた時は蒸溜所マネージャーをされていた方だったという事もあってか、このベンリアックの説明が一番長かったですね。
自分が働いていたという事もあり、どうしても熱が入ってしまうんでしょうね。
そして今回、全体を通して製造に関しての説明をしっかりしてくれたのが印象的でした。
なので各蒸溜所それぞれに、とても強い拘りがあるのを感じる事が出来ました。
で、ベンリアック、蒸溜所の創業は1898年、しかしその2年後には閉鎖、再開はグレンリベットディスティラーズ傘下に入った1965年になってからだそうです。
そしてこの再開後の操業も、2002年にはまたストップしてしまったそうです。
そして2年後、2004年に現在のベンリアックディスティラリーが新たなオーナーになり、生産を再開させたそうです。
ただ、蒸溜所として稼動していない時期含め、1898年から1998年までフロアモルティングは行なっていたそうです。
まっ、説明はありませんでしたが他の蒸溜所にモルトを供給していたんでしょうね。
また1965年の再開後、1978年にオーナーがシーグラム社になり、1985年にはポットスティルを2基から4基に増やしたり、2001年にペルノ・リカールが新たなオーナーになったと思ったら翌2002年に休止させたりと、色んな事があって現在に到っているそうです。
実際に蒸溜所を訪れて思いましたが、現在のオーナーになって操業しているのを見て、良いオーナーが見つかって良かったなぁ〜と思いますね。
という訳でベンリアック、今日は蒸溜所の歴史までとさせて頂きます。
ではまた明日!(続く)

にほんブログ村