あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 スコットランドでハッピーニューイヤー!(7)

barvirgo2014-01-14

2013年12月30日(月)午後5時、グレンゴイン蒸溜所の前でバスを待っていると約5分遅れ程度でバスが蒸溜所の前に現れました。
蒸溜所前はバス停ではないので、バスでグラスゴーに帰られる際はタクシーではないですが、バスに手を挙げて下さい。
バス停じゃなくてもスコットランドのバスはちゃんと止まってくれます。
そしてバスに乗りグラスゴーに戻ったのですが、ここで一事件がありました。
なんとスコットランドでは珍しく列車が遅延していたのです。
しかもその理由が洪水です。
グラスゴーエジンバラ間ではなかったのですが、全体に影響が出て何とか午後7時前にはエジンバラに戻れるかと思ったら戻れなかったのです。
エジンバラホグマニーのプレイベント(前夜祭)、トーチライトプロセッションは午後7時スタートなので、ちょっと焦りましたね。
で、結局エジンバラに着いたのは午後7時45分ぐらいで、そこから急いでホテルに戻りトーチライトプロセッション参加の為のトーチ(松明)を貰いに走ったのですが、な・な・なんと!!チケットを持っていたのにトーチは既に無く、全て配られてしまっていたのです。これは結構ショックでしたね。
まだ最後方の方達がスタートしていなかったので何とか間に合ったと思ったのに、まさか全てトーチが配られてしまうとは・・・
あるじだけならいざ知らず、今回ご一緒頂いた皆さんにもトーチ代を出して頂いていたので、この時は本当に申し訳ないと思いました。
そして、トーチライトプロセッションのパレードを後方から着いて見て回るだけではつまらないと思い、パレードの前方へトーチが無くてもいいから花火が上がるカールトンヒルまで歩こうと先回りをしたのです。
まあ何でもやってみるもんですね。
捨てる神あれば拾う神あり、パレードの中盤ぐらいになるとトーチを処分する場所が数ヶ所設けてあったのです。
要はカールトンヒルまでは行かず、途中までで止める事も出来るようになっていたのです。
で、そこで思いついたのが、パレード止めてトーチを処分しようとされている方からトーチを譲り受ける事です。
優しい方が沢山いらっしゃいました。
何とか自分達もトーチを手にする事が出来たのです。嬉しかったですね。
 
そしてトーチを持って行進、すごい人の数でしたが何とかカールトンヒルのゴールまで到着する事が出来たのです。
しかも、その到着したタイミングピッタリに花火が打ち上げられたのです。
なんか凄く感動しました。
またカールトンヒルまでご一緒したご夫妻が喜んでくれたので、余計自分も嬉しく感じました。
 
また、もし最初にトーチを貰っていたら、どう考えてもカールトンヒルまで着く事は出来なかったと思うので、逆に最初トーチが無く先回り出来てすごくラッキーだったとも感じました。
なので皆さんがもしエジンバラでの年越しを将来考え、トーチライトプロセッションにも参加してみようと考えるのなら、トーチは早めに貰う事をお勧めします。
パレード終了後の花火はとても感動するので、これは是非ゴール地点のカールトンヒルで見て貰いたいですしね。っていうか、是非皆さんにもトーチライトプロセッションに参加して欲しい、そう思ったあるじなのでした。(続く)

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