あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 戸河内(Togouchi)という

barvirgo2014-01-22

日本でも殆ど知られていないジャパニーズウイスキーが2種類、ヨーロッパで新たに発売されるそうです。
もちろん日本で発売されていない訳ではないのですが、戸河内というジャパニーズウイスキーをご存知の方はたぶん少ないんじゃないかと思います。
実はあるじも知りませんでした。
戸河内がヨーロッパで発売されるという記事を読んで、そんなジャパニーズウイスキーがあったんだと知ったぐらいです。
そんな戸河内というジャパニーズウイスキー広島県にある中国醸造という会社が生産しているブレンデッドウイスキーだそうです。
そしてその売りは、中国醸造のサイトによると『西中国山地の中央に位置し、国の特別名勝に指定されている「三段峡」に程近い安芸太田町戸河内に全長387mの鉄道用試掘トンネルが残りました。トンネル内部の温度は年間を通して約14度。このトンネルの樫樽で熟成させたウイスキー原酒は、スモーキーな樫樽の香りを纏った「戸河内ウイスキー」になります。』だそうです。
またページのトップには、『世界の名門ウイスキーと東洋の地ウイスキーの共演』とも書いてありますから、輸入したウイスキー原酒も使っているのだろうと思われます。
それでブレンドしてから樽で熟成させるんでしょうね。
そして今回ヨーロッパで発売になる2種類は「12年」と「プレミアム」なんだそうですが、戸河内自体の知名度が低い日本ではどうも発売はなさそうで、ジャパニーズウイスキーの人気が高いヨーロッパでの販売になるようです。
まっ、確かにエジンバラでも日本では見た事のないジャパニーズウイスキーが売っていましたし、最近はサントリーやニッカの大手さんも国内マーケットより海外マーケットに力を入れているフシも感じられるので、今後国内需要が伸びないと、面白いジャパニーズウイスキーは海外じゃないと飲めない。なんて日が訪れてしまうかもしれませんよ。 
実際既に「山崎ミズナラ2013」は国内販売はありませんでしたが、ヨーロッパでは発売されてましたしね。
てな訳で皆さん、蒸溜所の大小を問わず、もっと日本のウイスキーを飲みましょうね! (海外のウイスキーもね!)

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