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 MBDセミナー (1)

barvirgo2014-02-05

昨日MBDのセミナーに行って来ました。
因みにMBDは、Morrison Bowmore Distillers(モリソン・ボウモア・ディスティラーズ)の略です。
そして、MBDは3つの蒸溜所(ボウモアオーヘントッシャン、グレンギリー)を所有しているのですが、昨日はその中からオーヘントッシャンボウモアについてそれぞれの蒸溜所のウイスキーテイスティングしながら簡単に解説してくれました。
なのでここでも簡単に、オーヘントッシャンボウモアについて聞いてきた中で印象に残った事を中心に書きたいと思います。
という事で、先ずは最初にオーヘントッシャンの説明からセミナーは始まりました。
オーヘントッシャンスコットランドのローランド地方に在る蒸溜所です。
スコットランド一の大都市、グラスゴーに最も近い場所にあります。
なので、スコットランドを訪れた際は是非蒸溜所へ来て下さい。ともセミナーでは仰っていました。
そしてオーヘントッシャンの最大の特徴はスコットランドでは珍しい3回蒸溜を行なうことで、他の蒸溜所でも3回蒸溜を行なうところはありますが、全て、100%3回蒸溜を行っているのはオーヘントッシャンだけだという事を特に強調していました。
そして3回蒸溜を行なう事によって、他の蒸溜所のスピリッツより繊細でスムースでクリーンなウイスキーを生む事が出来ると仰っていました。
で3回の蒸溜ですが、1回目の蒸溜で7〜8%のウォッシュ(ビア)が19〜20%になり、2回目の蒸溜で54〜56%、3回目の蒸溜で約81%になるそうです。
一般的な2回蒸溜を行なう蒸溜所でだいたい72〜66%のニューメークスピリッツを生んでいるので、かなり高いアルコール度数ですし、それによってよりクリーンでライトなニューメークスピリッツにしているそうです。
そしてセミナーの中では仰っていませんでしたが、樽詰めのアルコール度数は加水し63.5%にしているそうです。
後は樽の話が結構出ました。
使用している樽はバーボン樽、オロロソシェリー樽、そしてペドロヒメネスシェリー樽、幾つかのワイン樽など使っているそうです。
またバーボン樽についてはヘブンヒルやメーカーズマークの樽も使っているが、味を調える為にも色んな蒸溜所の樽を使用しているそうです。
それで実際昨日は4種類のオーヘントッシャンテイスティングさせて頂いたのですが、本当に全般的にスムースで飲みやすく、樽の個性が凄くよく出るウイスキーだと感じました。
続く

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