あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Cotswolds Distillery(コッツウォルズディスティラリー)

barvirgo2014-03-25

イングランドコッツウォルズ地方、Chipping Norton(チッピンノートン)にも蒸溜所が出来るそうです。
それもウイスキーを造る蒸溜所が、です。
しかもこれから建設して来年から稼動というのではなく、この夏から蒸溜を始めるそうです。
そしてまだ1滴も蒸溜されていないのに、今月末には5,000本、2017年リリース予定のウイスキーを予約販売するそうです。
また最低5年間は受け取れませんが、樽売りもするそうです。
そんなコッツウォルズ蒸溜所、フラッグシップとして生産するのはシングルモルトウイスキーで、原料としてはコッツウォルズ産オーガニック大麦を使用するそうです。
またそれ以外にもライウイスキーを造るそうです。
そしてウイスキーだとやはりすぐには販売出来ないので、地元産のボタニカルを使ったドライジンや地元産のフルーツを使ったブランデー、リキュール等も造るそうです。
どうもコッツウォルズに拘った、地域密着型蒸溜所となるようです。
地域に密着し、その地域を活性化するっていうのは本当に良いプロジェクトですね。
あるじ的にはイングランドの事はよく知らないので、コッツウォルズについてもその名前は聞いた事があるといった程度だったのですが、実は特別自然美観地域というのに指定されていて、日本でもそれなりに有名な観光地だったんですね。
って事は結構訪れやすい地にこの蒸溜所は出来たという事になりますね。
蒸溜所を見学に訪れるのは楽しいですが、蒸溜所以外の観光も出来るともっと楽しいと思うので、こういったところに蒸溜所が出来るのは何か嬉しいです。
そしてこれでイングランドウイスキー蒸溜所は、今稼動しているところ、これから稼動するところ含め7ヶ所*1となります。
20世紀中はウイスキーの蒸溜所が1つも無かったイングランドに気がつけば7ヶ所、なんだかビックリしますね。
って言うかこうしたニュースを聞くたびに毎回思うが、日本にもウイスキー蒸溜所、もっと増えてくれないかな〜・・・、ね!
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*1:このコッツウォルズ蒸溜所/ノーフォーク、イングリッシュウイスキーを生産しているセント・ジョージズ蒸溜所/コーンウォールのヒックス&ヒーリー/サフォークのアドナムス蒸溜所/湖水地方のレイク蒸溜所/ロンドンのロンドンディスティラリーカンパニー/ロンドン、イーストロンドン・リカーカンパニー