あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 アメリカ、ドイツでサントリー

barvirgo2014-06-25

の販路が変更になります。
来月7月1日(火)からアメリカ、ドイツでのサントリー商品、「山崎」、「白州」、「響」、そして「ミドリ」に、傘下のスコッチウイスキーボウモア」、「「オーヘントッシャン」を、現在アメリカ、ドイツで取り扱ってくれているグルッポカンパリから自社(ビームのルート)で行なうと発表しました。
これからサントリーの製品を世界でより販売していく為の第1歩だそうですが、確かにカンパリはイタリアの会社なのでアメリカ市場じゃビームのルートの方が上なのでしょうが、ヨーロッパでもビームはそれなりにルートを持っているんですかね?
まっそこは分かりませんが、サントリーとしては自社で海外の販路を切り開くよりビームを買った方が早いと判断したようなので、この変更は当然の成り行きなんでしょうね。
また今回にニュースで面白いと思ったのは、リキュールの「ミドリ」の名前が出てくる点ですね。
「ミドリ」が日本で造られているリキュールの中では海外で知名度が高いというのは知っていましたが、「ミドリ」が「ミドリ」がと何度も記事に出てくるのを見ると、本当に「ミドリ」は人気の高いリキュールなんだと思いました。
それと今回、グルッポカンパリとしてはサントリー系の商品取扱量は少なかったとはいえ、グループのポートフォリオとしてサントリーウイスキーにモリソンボウモアウイスキー等が無くなるのは痛かったらしく、既に売上げにも影響が出ているそうです。
って事はそれだけサントリー商品が海外でも人気を高めているという事ですし、これからビームのルートで販売量が増えた時にウイスキーの原酒が足りないなんて事にならないよう、あまり急ぎすぎる海外戦略には注意して欲しいですね。
実際「角ハイ」ブームの時に原酒が足らなくなりそうになって、「トリハイ」に切り替えたなんて過去もありますからね。
まっ、それでも日本のウイスキーが海外でたくさん売られるようになるというのは、何か嬉しい話ですね。

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