あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 キニンヴィの

barvirgo2014-07-14

販売が広がるようです。
イリアム・グラント&サンズ(グレンフィディックの会社)、第3のスペイサイドシングルモルトウイスキー蒸溜所Kininvie(キニンヴィ)、1990年からモルト原酒を造っていますが、その殆どがブレンデッド用にまわされ、シングルモルトウイスキーとしてリリースされたのは限定品が数種類発売されたのみでした。
しかし昨年の11月、350mlボトルの23年物を通常商品として台湾で先行販売しました。
通常商品とは言っても限定ですが・・・、
そして今月バッチ2として英国、ドイツ、スイス、アメリカ、中国、東南アジア、また年内中にはフランスで順次発売するそうです。
因みにバッチ2は、23年物の350mlボトルでアルコール度数は42.6%、台湾で発売されたバッチ1はシェリー樽熟成のみでしたが、今回はアメリカンオークホッグスヘッド樽とシェリー樽を合わせているそうです。
またそれ以外にも免税店限定にはなりますが、17年物もリリースするそうです。
この17年物も350mlサイズでアルコール度数は42.6%、アメリカンオークのホッグスヘッド樽とシェリー樽熟成の原酒をやはり合わせたものだそうです。
こうしてみると日本での販売は決まってはいないのですが、ウイリアム・グラントとしても少しずつマーケットを広げようと考えているようなので、後は日本で代理店をしているサントリーとの兼ね合いで折り合えば、そのうち日本でも発売されるんじゃないかと思います。
まっ、なんにしても発売場所が増えるというのは入手ルートが増えるということなので、今までよりは幻のウイスキーではなくなると思います。
そして個人的には免税店限定の17年物キニンヴィが入手出来ればと思います。

にほんブログ村