あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 軽井沢がた〜くさん!!

barvirgo2014-07-30

来月の12日から15日に掛けて、香港でウイスキーのオークションが開かれます。
そのオークションのタイトルがJapanese & Rare Whiskyとなっていて、日本のウイスキーを中心にレア物のスコッチウイスキーなどが出品されているのですが、まあ今までどれだけの軽井沢はリリースされていたんだ?っていう位凄い数の軽井沢が出品されています。
しかもビックリするほど想定価格が高いのです。
メルシャンがキリン傘下になって最後にリリースしていた「軽井沢12年」も出品されているのですが、これが日本円で40,000円から53,000円だそうです。
っていうか、流石に「軽井沢12年」はそこまでのお金を払うウイスキーではありませんし、これでは単なるコレクターズアイテムで、おそらく買われる方も飲まずに飾っておくか何れ転売するのでしょう。
そして他の軽井沢はこんなもんじゃありません。
とんでもなく高い想定価格で、コストパフォーマンスとして合っているとは到底思えないのです。
もちろん本当に大好きなウイスキーで絶対欲しいという方もいらっしゃると思うし、高くても飲むんだという方もいらっしゃるでしょう。
なのでオークション自体を否定はしないのですが、最近はウイスキーを嗜好品としてではなく投機対象として扱い、投資目的で売買する方達が多くなり、その所為かウイスキー自体の価格も以前に比べ急激に高くなってきています。
これでは本当にウイスキーを味わい、楽しみたい人がだんだん楽しめなくなってしまいそうで、あるじとしては心配です。
また造り手の方にも失礼です。
自分のウイスキーに誇りをもち、長い年月を掛けて造り上げたウイスキーを飲まずに飾られる、造り手だったらこんな悲しい事はありません。
なのでオークション自体は構いませんが、ウイスキーを投資の対象とするのではなく、是非皆さん自身やまた周りの友人等で味わい楽しむ為に珍しいウイスキーを探すのが、オークションなんだという方向にもっていってもらいたいものです。

にほんブログ村