あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ニューヨークに地元に拘る

barvirgo2014-08-20

ウイスキー蒸溜所が在るそうです。
あるじなんかはニューヨークと聞くと大都会しか思い浮かばないのですが、ニューヨークといっても当然広いのでしょう、そのニューヨークのHudson Valley(ハドソンバレー)というところに2011年、とても地元に拘る蒸溜所が出来たそうです。
それがCoppersea Distilling(コッパーシー・ディスティリング)という蒸溜所で、小さなクラフトディスティラリーではあるそうですが、ウイスキーとオー・ド・ヴィー造りに使用する原料のトウモロコシにライ麦、大麦、そしてフルーツも全て地元ハドソンバレーで収穫された物を使っているそうです。
で、ここまでだったら世界中探せばそんなクラフトディスティラリーは他にも幾つもあると思うのですが、コッパーシーの凄いのは、熟成樽にも拘ろうという事で、さすがにこれはハドソンバレーではないようですが、それでもニューヨーク産のホワイトオークをニューヨークのクーパレッジ(樽工場)で造ってもらった樽で熟成させる事にしたそうです。
熟成樽まで地元ニューヨーク産とは結構な拘りですよね。
なのでこのウイスキーがリリースされたら、何とか手に入れて飲んでみたいものだと思いました。
そしてそういえば、秩父蒸溜所でも蒸溜所の周りにミズナラを植えていたので、何時か秩父も原料から樽まで秩父産のウイスキーが誕生するんじゃないか、なんて想いにも至りました。

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