コニャックの

売上げが厳しいようです。
フランスのBureau National Interprofessionnel du Cognac (BNIC)というところが、昨年の８月から今年の７月までの１年間のコニャックの出荷量・出荷額について公表しました。
１年間の出荷量が約１億5,550万本、出荷額が20億ユーロ(約2,800億円)だそうです。
この数字だけだと凄いように見えますが、出荷量としては前年比6.7％減で、出荷額では10.2％減だそうです。
共にマイナスで、減った量より額の方が大きいのは高額商品(ナポレオンとかＸＯ)が売れなくなっているんでしょうね。
そして北米やヨーロッパの売上げも落ちてきているのですが特に極東アジアのは酷く、量で20.9％、額で19.1％落ちたそうです。
まあこれは主に中国での売上げが落ちたと思うのですが、日本も結構落ちているんじゃないかなあとあるじはそんな気もしています。
しかし、世界的に販売が落ち込んでいる中、南アフリカとナイジェリアはかなり伸びているそうなので、コニャック業界的にはこうした新興市場をもっとターゲットにした方が良いのかもしれませんね。
あとはコニャックの売上げが落ち込む中、ＶＯクラスの商品(ＶＳＯＰの下)だけは伸びているそうなので、コニャックは高いというイメージが自分にもあるのですが、このクラスのお手頃商品を投入しコニャックをもっと身近に感じられるようにすれば、また北米やアジア、ヨーロッパでももう少し売れるんじゃないかなとあるじなんぞは思いますね。
しかし！コニャックメーカーというかフランスの方はプライド高そうだから、ブランドイメージを優先しそうで、まだ暫くは苦戦が続くような気もするあるじなのでした。

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