ニッカの｢カフェモルト｣が

英国のアルコール飲料サイト｢The Spirits Business｣で、昨年リリースされたスピリッツの中から選ばれるmost innovative spirits　トップ50の第１位に選ばれました。
スコットランドでもモルトを原料に連続式蒸留機でウイスキーを造った事のある蒸溜所もありますが、連続式蒸留機だと原料由来の味わいがまず残らず、また連続式蒸留機を使うと原料が100％モルトでもモルトウイスキーとは法律で認められていないのでグレーンウイスキーに分類されてしまい、しかもモルトウイスキーと認められないのにモルトを使うのでは原価として小麦やトウモロコシより高くなってしまうので、モルトを原料に連続式蒸留機で蒸留したウイスキーを造る蒸留所はまず無いのです。
なので、モルトを連続式蒸溜機で蒸溜して造られたウイスキー(｢カフェモルト｣)が限定品ではなく定番品としてリリースされた事、そしてその味わいがとてもリッチで複雑味があること等がとても高く評価されたようです。
あるじも｢カフェモルト｣は好きですが、こうして海外でも高い評価を得たと聞くととても嬉しくなりますね。
そしてそこにはやはりニッカの拘り、同じ連続式蒸溜機を使うのでも新しい物を使うのではなく、導入した当時でさえ旧式だったカフェ式連続蒸溜機を使い、連続式だけども原料由来の香りや成分が残る蒸溜機にしたからなんでしょうね。
さすが！｢マッサン｣のニッカですね。
という訳で皆さんも今日はニッカの｢カフェモルト｣、どこかで１杯引っ掛けてみては如何？

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