あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 世界中で話題に

barvirgo2015-03-03

なっているのでビックリしました。
何が?と思われるでしょうが、なんとジャパニーズウイスキーの供給が需要に追いついていないというニュースがです。
ヨーロッパや中国、台湾、マレーシアなど東アジア諸国でこのニュースが取り上げられているのです。
海外のニュースでは昨年秋からNHKで放映されている「マッサン」の影響と、ジム・マーレイ氏の「ウイスキー・バイブル」で「山崎シェリカスク2013」が世界一になった事が要因としておりますが、それにしても海外で話題になるぐらいですから日本のウイスキーの人気も本当に上がっているんでしょうね。
そして、海外で話題になるぐらいですから本当に日本のウイスキーの需要は供給に追いつけないようです。
先日もニッカウヰスキーの営業が店に来て、今月はある程度「余市」も「宮城峡」も出荷しますが4月からは出荷制限をする事になると言っていったのです。
まあ何とか「竹鶴」と「ザ・ニッカ12年」は切らさないように出荷すると入っていましたが、それもこれから需要がもっと伸びたらどうなるか分かりませんからね。
ウイスキーが売れるのはあるじとしても嬉しいのですが、売れすぎて無くなってしまうというのはちょっとビックリで悲しいです。
またサントリーの「山崎」、「白州」、そして「響」なども出荷が追いついておらず、4月から値上げだというのに今月中の出荷はほぼ無いそうです。
しかも現在のウイスキー需要が続くようだと、サントリーは2020年まで出荷制限を掛けるのだそうです。
ちょっと勘弁してもらいたいですよね。
で思うのですが、確かに日本のウイスキーは美味しいです。
しかしそればかり飲んでいてもウイスキーの良さ、楽しさは分かりません。
色々と飲み比べるとより日本のウイスキーの良さが分かったりもするし、またスコッチウイスキーアイリッシュウイスキー、バーボンウイスキーの良さも分かったりするのです。
そして色んなウイスキーをバランスよく皆さんが飲むことでジャパニーズウイスキー需要が落ち着いてくれば供給も追いつき、そしてまた「余市」も「宮城峡」も、そして「山崎」、「白州」も買えるし飲めるようになるじゃないかと思います。
という訳で是非皆さん、色んなウイスキーを飲んでください。

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