あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 スコットランド102の蒸溜所

現在スコットランドで稼動している蒸溜所は102になるそうです。
一時期に比べだいぶ増えてきました。
嬉しい事です。
でそうなると現在稼動している蒸溜所はどこの国の会社が所有しているのか気になり、調べた方が居たようです。
そして分かりやすいイラストにしてネット上に公開してくれました。
個々の蒸溜所までは表していませんが、ご覧になるとちょっと面白い図なので、皆さんも是非ご覧下さい。

如何です?ちょっと面白いイラストですよね。
この図で見るとスコットランドと英国はやはり別で、スコットランドの会社より英国の会社の方がスコッチウイスキーの蒸溜所を1つではありますが多く傘下に置いているのが分かります。
まっ、英国の会社といってもビックプレイヤーズを見ると分かるとおり、その殆どはディアジオ社が所有しているんですよね。ディアジオ恐るべしです。
そしてスコットランドの会社はビックプレイヤーズに社名が無いようにその殆どが独立系の蒸溜所なのです。
だからこそ多くの外資系グループに買収されてしまったのかもしれませんね。
そして英国、スコットランドの次に多くの蒸溜所を傘下に置いているのがフランスの企業で、その次に日本が7蒸溜所で4位に入っています。
この図にはありませんがその内訳は、サントリーが5蒸溜所、そしてニッカが1に宝酒造が1です。
サントリーの傘下蒸溜所はボウモアラフロイグオーヘントッシャン、グレンギリーにアードモアで、ニッカがベンネヴィス、宝酒造がトマーティン蒸溜所です。
トマーティンのシングルモルトウイスキーを輸入しているのが国分なので、トマーティン蒸溜所が宝酒造が所有する蒸溜所だというのを知らない方は多いかもしれませんね。
また国旗だと分かりづらいですが、タイやフィリピン、南アフリカの会社等もスコットランドの蒸溜所を所有しているのが分かり、なんだか今の時代みたいなものをこのイラストからは感じさせられます。
そしてこの先10年20年経った時にこういったイラストを改めて描くとどうなっているのか?ちょっと怖くもあり楽しみでもあるあるじなのでした。

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