なるブレンデッドスコッチウイスキーがアメリカで発売されたのですが、このウイスキーの造り方がちょっと面白いので紹介します。
先ずは色んなオーク樽で最低4年熟成させた40を超えるモルト原酒とグレーン原酒をブレンドします。
と、ここまではよくあるブレンデッドウイスキーの造り方です。
そしてこのあと樽を替えて追加熟成を行なうのですが、ここからが少し変わっています。
ブレンドしてから追加熟成するだけなら他のブレンデッドウイスキーでも行なっているところはあるのですが、デュワーズでは追加熟成する樽にチャーした部分に傷(スクラッチ)を入れたバーボン樽とヴァージンオークを使ったそうです。
チャーした部分に傷をつけるというのはジャックダニエルのシナトラセレクトに使われた手法と同じ様なものだと思いますが、チャーした部分を削る事により樽材の成分が中の原酒により強い影響を与えるそうです。
それと新樽です。
新樽もヘヴィリーチャーといいますから強く焼いているのでしょうし、これもかなり樽の影響が強く出ますから追加熟成は数ヶ月といっていますが、相当な影響が出ていると思われます。
それにしてもチャーした部分を削った樽をスコッチウイスキーのメーカーが使うようになるとは・・・
きっとこれからも樽の使い方が変わっていく暗示なのかもしれませんね。
後は実際のところどんな仕上がりになっているのか?このデュワーズ・スクラッチド・カスク、飲んでみたいところです。
にほんブログ村