あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 第1次大戦を乗り越えたウイスキー

barvirgo2015-06-26

が、今日から10日間グラスゴーでオークションに掛けられます。
ウイスキーの名はThe Croft Blend Fine Old Scotch Whisky(ザ・クロフト・ブレンド・ファイン・オールド・スコッチウイスキー)で、1914年にスコットランド・ダンフリーズシャー出身のWilliam Mill(ウィリアム・ミル)伍長がフランス出征から帰って来た時持ち帰り、開栓せずスーツケースに入れたままベッドの下に仕舞ってあったらしく、家族の方がその存在を知ってか知らずか現在に至り、今回オークションに出品される事になったそうです。
そしてこのウイスキー、使われているボトルから1892年から1913年の間に製造された物だということは分かったそうですが、その中身ザ・クロフト・ブレンド・ファイン・オールド・スコッチウイスキーについてはどんなウイスキーであるかは分かっていないそうです。
まあ確かに聞いた事のないブランド名ですが、それなりにウイスキーのオークションを開いているスコットランドの専門家の方達も知らないウイスキーというのは気になりますよね。
100年以上前のウイスキー、どんな味わいなんでしょう?飲めるものなら飲んでみたいです。
で、このウイスキーのオークション、先にも書きましたが今日から10日間こちらのサイト(Scotch Whisky Auctions)で入札を受け、先ずは2,000ポンドからのスタートだそうです。
なので、最終価格が幾らになるのか分かりませんが、第1次大戦を乗り越え100年以上眠っていたウイスキーを飲んでみたい方は今の時代、ネットでオークションに参加出来るので入札をしてみては如何?
但し、買えたら飲んで、どんな味わいだったか皆に教えてくださいね。

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