9/23(水)、この日の最大のイベント、グレンロセス蒸溜所の見学を終えた後、あるじ達はスペイサイドを離れ北ハイランドにあるテインの街に移動しました。
しかし、ただテインの街まで移動するのでは詰まりません。
スコットランドに、またスペイサイドに居るのですから見学は出来なくとも幾つかの蒸溜所を見てみたいと、寄り道をしてテインまで行く事にしました。
なのでグレンロセス蒸溜所からだとテインへは、いったん北上してエルギンの街を通った方が早いのですが、あえてスペイ川沿いを南下して少し遠回りのルートで向かったのです。
またこの日の天気も晴れたり曇ったり雨が降ったりと変わりやすい天気だったのですが、夕方にはとても天気が良くなった事もあり、グレンモーレンジィのシンボルマークのもとになっているカドボールストーンを見にヒルトン・オブ・カドボールにも行けたのです。
それでロセスを出たあと最初に立ち寄ったのが上の写真のアベラワー蒸溜所です。
真ん中の写真がショップなんですが、ショップの壁上部には、昔スペイサイドの多くの蒸溜所がグレンリヴェットを名乗り、アベラワーもそうしていた名残りなのでしょうABERLOUR GLENLIVET DISTILLERYの文字が残っていました。
そして次に立ち寄ったのがグレンファークラス蒸溜所、蒸溜所の敷地内には何の意味があるんだろう?という水車が勢いよく回っていたんですが、もしかすると豊富な水量の湧き水が流れ込んでいる事を示していたのかなと、今になって思ったりもしています。
それとあるじのバースデーヴィンテージである「グレンファークラス・ファミリーカスク1963」も売ってはいましたが、とても高くて手が出ないので、これは写真だけ撮っておきました。
そしてその次は、昨年誕生したばかりのバリンダロッホ蒸溜所にも寄ったのですが、この時は結構な雨が降ってきたので写真を撮り、そそくさとトーモア蒸溜所に移動しました。
ただトーモア蒸溜所は見た目雰囲気もあり見学出来るようにしたら結構ヴィジターも集まると思うのですが、スペイサイドのお祭の時ぐらいじゃないと見学が出来ない蒸溜所で、ショップも無いんですよね〜・・・
てな感じでグレンロセスを出た後4つの蒸溜所に寄って、今回の旅ではスペイサイドに別れを告げました。
そしてスペイサイドを出た後はひたすら北上、インヴァネスを抜け北ハイランドに入ります。
目指すはヒルトン・オブ・カドボール、あるじ的には4年前に見る事の出来なかったカドボールストーンをこの目で見る為です。
5,000年以上昔この地に住んでいたといわれる文字を持たないピクト人、そのピクト人が残した石碑です。
色んな文様が描かれていましたが、何を伝えたかったのでしょう?
夕日を浴びて立つカドボールストーンは神々しく、今回の旅でこの石を見ることが出来、とても感動を覚えました。
なのでここを訪れるのはそう簡単ではありませんが、スコッチウイスキーが好きでスコットランドが好きであるならば、是非一度は足を運んでもらいたい場所だと思うあるじなのでした。
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